豪州シドニーで開催されているバスケットボール女子アジアカップの1次リーグB組で、日本代表は6月28日、オーストラリア代表に91‐66で勝利。3勝全勝で4強入りを果たし、来年2月のパリ五輪世界最終予選の出場権を獲得した。
この大会の6連覇を狙う日本代表にとって、オーストラリア代表は昨年のワールドカップで54―71で完敗した相手。世界ランキングでも9位の日本代表に対して、オーストラリア代表は3位という上位にいる。
「選手たちの素晴らしいプレー、頑張りに胸が熱くなる試合でした。感動しています」と恩塚亨ヘッドコーチ(監督)が振り返った激闘。激しい守備で主導権を握り、スピードを生かす2ガートの布陣で強敵を翻弄。持ち味の3点シュートは33本中17本を決め、成功率は脅威の51・52%を記録した。
オコエ桃仁花が両チーム最多19得点、山本麻衣が19得点、星杏璃が15得点をマークした。「まずは五輪最終予選に行けることにほっとしている。今日の自信を6連覇につなげたい」とオコエは話した。
人気上昇中の女子バスケットボールのトレーディングカードだが、パリ五輪に一歩づつ近づくことで、トレカの人気もさらに一歩づつ、ステップを上がっていきそうだ。
アジアカップの準決勝は7月1日に行われ、ニュージーランドを相手に88対52と快勝。前人未踏の6連覇をかけた中国との決勝戦では71対73と2点差で惜敗した。
【アジアカップの日本代表】
▶6月26日
日本 94-53 チャイニーズ・タイペイ
▶6月27日
フィリピン 57-95 日本
▶6月28日
オーストラリア 66-91 日本
▶7月1日
日本 88-52 ニュージーランド
▶7月2日
日本 71-73 中国
【アジアカップ日本代表メンバー】
#3 馬瓜ステファニー (PF=公益財団法人日本バスケットボール協会 )
#8 髙田真希 (C=デンソー アイリス)
#12 朝比奈あずさ (C=筑波大2年)
#15 本橋菜子 (PG=東京羽田ヴィッキーズ)
#23 山本麻衣 (PG=トヨタ自動車アンテロープス)
#27 林咲希 (SG=富士通レッドウェーブ)
#31 平下愛佳 (SG=トヨタ自動車アンテロープス)
#32 宮崎早織 (PG=ENEOSサンフラワーズ)
#59 星杏璃 (SG=ENEOSサンフラワーズ)
#75 東藤なな子 (SF=トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
#88 赤穂ひまわり (SF=デンソーアイリス)
#99 オコエ桃仁花 (PF=GEELONG SUPERCATS)
トレカジャーナル編集部