リーグ・アンの第37節が5月27日、行われ、首位のパリ・サンジェルマン(パリSG)は敵地で15位のストラスブールと1-1で引き分け。勝ち点を85とし、2連覇を決めた。
ここ11シーズンで9度目の頂点に立った。決めたのは、やはり、このふたりだった。引き分け以上で連覇が決まる試合は前半戦はペースをつかめず。両軍無得点のまま、後半へ。そして、59分、ボックス内でキリアン・エムバペからパスを受けたリオネル・メッシが、狙い澄まして、左足から先制のシュートを突き刺した。
メッシはこの価値ある得点がバルセロナ時代と合わせてリーグ戦では496点目。クリスティアーノ・ロナウドを抜いて、5大リーグの最多記録を更新した。
79分、かつてパリSGに在籍していたガメイロに同点ゴールを許したものの、そのまま、ドローで終了。1ポイントを積み上げて2連覇を達成した。
なお、川島永嗣と鈴木唯人が所属するストラスブールは他会場の結果により、残留が決まった。
メッシ、エムバペ、ネイマールとスーパースターをそろえるパリSGだが、この日の殊勲者でもあるメッシは退団が濃厚になった。パリSGののクリストフ・ガルティエ監督が今季最終戦となる3日のクレルモン戦について「彼(メッシ)のパルク・デ・プランス(ホーム)での最後の試合になる。心からの声援を願っている」と語った。
メッシは加入2季目の今季は公式戦40試合に出場して21得点20アシスト。古巣バルセロナへの復帰やサウジアラビア移籍の可能性が報じられており、退団のうわさが絶えなかった。
メッシのトレーディングカードと言えば、やはり、アルゼンチン代表のカードになる。ただ、2シーズンと短い期間ながらも袖を通したパリSGのユニホームのカードもレアな存在として今後、人気を集めるかもしれない。「2021-22 TOPPS CL」に収録されているエムバペ、ネイマールとのコンボカードなら、なおのことだろう。
トレカジャーナル編集部