これまでスポーツトレーディングカードを中心に取り扱い、全国に店舗を展開してきたミント。
店舗によって取扱商品の比重は異なるものの、現在ではスポーツトレーディングカードだけではなく、現在はマジック:ザ・ギャザリングやポケモンカードゲームなどの「トレーディングカードゲーム(以下TCG)」も販売しています。昨今のTCGの盛り上がりは過去に類を見ないほどであり、趣味として楽しむ人も今まで以上に増加しています。当然TCGを取り扱うショップも加速度的に増加しており、繁華街でTCGショップを見かけることも珍しくなくなりました。
そんな中、ミント史上初のTCG専門店として「MINT GAMES 池袋店」が4月にオープンしました。
池袋P’PARCOの2階にあるこの店舗は、「世代を超えて共通の趣味を持つ仲間と出会うことができる公園」をテーマとしてデザインされ、様々な商品が見やすく並ぶ販売スペースや、明るく開放感のあるプレイスペースなど様々な世代のTCGファンが利用しやすい店舗として、早くも話題を集めています。
オープンして約2か月、店舗責任者として日々様々な業務に取り組む、柴田店長にお話しをうかがいました。
―柴田店長はミント社内でもベテランと伺っていますが、これまでの経歴と併せてMINT GAMES 池袋店長になった経緯を教えてください。
柴田店長「ミントには2011年頃入社しましたが、それでもミントの中では新しい方に入ると思います。他にベテランの方はたくさんいらっしゃるので…。もともと私はTCGではなく、家庭用ゲーム機を取り扱うような中古ゲームショップで働いていたのですが、当時ポケモンカードが発売されて実物を見たときに『あ、これは売れるな』と直感しまして(笑) そこからトレーディングカードの業界に入ってきました。他にも高校生の時にマジック:ザ・ギャザリングのリバイズド版が発売されて遊んでいたところ、第4版の日本語版が発売されたといったこともあり、とにかく『トレーディングカードゲームを売ろう、日本でも市民権を得るまでがんばろう』という気持ちがありましたね」
「ミントに入社してからは、営業部でスポーツカードの拡販を担当していたのですが、あるときふと『現場に立ちたい」という思いが強くなりました。現場の店舗で何が起こっているのがわからないということが、すごく気になり始めて。それに加えて、やはりTCGを盛り上げたいという思いが強く残っていました。当時はまだまだTCGについて認知が進んでいるという状況ではありませんでしたが(笑)。異動の希望が通り、そこから吉祥店に1年、広島店に3年、横浜店に2年と在籍しまして、今に至ります」
―実際にMINT GAMES 池袋店を営業していくにあたり、どのようなところを意識していらっしゃるのでしょうか。
柴田店長「まず『楽しいお店になっているか』というところですね。お客様に楽しんでいただくのはもちろんのこと、さらにスタッフにも楽しんでもらうように意識しています。働いている人が楽しければ、お店の色々な部分にそれは表れるので、そこを一番大事にしていますね。人によって何が『楽しい』と感じるかは違うのですが、スタッフの様々な感性にある程度任せて、その感性がお客様に伝われば素晴らしいなと」
「もちろんカードショップは品揃えが良いということが大前提ですし、それに加えて、お店を奇麗に保つ、丁寧な接客を全員が行えるようにする、といった様々なバランスを上手にまとめるというところは店長として常に意識しています」
―「MINT GAMES 池袋店」はミント初のTCG専門店ですが、スポーツカードも扱う店舗との違いは感じますか?
柴田店長「メインとなるお客様の年齢層ですね。スポーツカードは年齢層が高めですが、TCGはそれに比べると、若年層のお客様がやはり多いです。また、当然スポーツカードとの複合店では、メインで扱っているスポーツカードを盛り上げるために、TCGをどのように扱うかという考え方をしていたのですが、当然今はTCGが集客・売り上げのメインになっています。TCG専門店業態ですし、当たり前なのですが(笑)」
「あとは、スポーツカード特化店の中でもトップクラスの店舗である、『ミント池袋店』が『MINT GAMES』と同じ池袋にあるというのはおもしろいなと思っています。両方の店舗のお客様が、互いに行き来してくだされば最高ですよね」
ー昨今はTCG業界全体の大きな盛り上がりが注目されていますが、日々お店を営業されていると、やはりそういった盛り上がりを感じますか?
柴田店長「実際感じますし、とうとう『市民権』を得たなと思っています。ポケモンカードなどがニュースに取り上げられるようになって業界にとって劇的な影響がありましたよね。転売などネガティブな盛り上がり方もしましたが、『カードゲーム』という単語がシニア世代にまで知られるようになった。昔『ファミコン』という単語が全世代に広まったようムーブメントと同じだと感じます。嬉しいですね」
「物の価値が保たれるためには、その物自体をいろんな人が知っている必要があります。物自体に対する共通認識が無いと価値がつきにくくなってしまう。だからこそ、TCGが一般の人にも知られるようになっている今はとても良い状態です。また、TCGは対戦相手がいないと遊べませんから、プレイ人口が増えることで対戦相手を探すハードルが下がったのもいいことだと思います。新しく始められる方も急増していますが、今までTCGを楽しんでいた人たちがいたからこそ、今のブームが作られているのは確かなので、既存プレイヤーの方へのリスペクトは大事にするようにしています。新しく入ってきた人に門戸を開くのは当然ですが、従来のプレイヤーの方にも寂しい思いをさせないようにしていきたいですよね」
―ちなみに柴田店長はTCGを今でもご自身でプレイされていますか?
柴田店長「なかなかプレイできてないですね…(苦笑) もともと実際にゲームをするよりコレクションするのが好きだったこともあるんですが。マジックでいうと、シールドなどのリミテッド方式で遊ぶことが多いですね。他にも色々なジャンルのTCGを昔から遊んでいました」
―これだけ毎日TCGに触れていると、ご自身でプレイしたくなりませんか?
柴田店長「それはもう、やりたくなりますよ(笑) 現行のほとんどのカードゲームはプレイできますし、今はもう無くなってしまったカードゲームのデッキもそのまま保存してたりします。アクエリアンエイジ、モンコレ、ガンダムウォーとか…(笑) そういった懐かしいゲームが遊べる場もいずれは作っていきたいですね」
―池袋にはほかにも様々なTCGショップやホビーショップが数多くあります。そんな中で「ここがMINT GAMES 池袋店の特徴だ!」と言えるところがあればぜひ教えてください。
柴田店長「やはり店舗が綺麗なところですね。内装もこだわっていますし、親子連れでも女性でも、昔TCGをプレイしていたけど、今は遠ざかってしまったプレイヤーの方まで、誰でも入りやすく、気軽にご来店いただけるようになっています。そういったところを追及しているTCG専門店は今まであまりなかったんじゃないかな」
「『池袋駅から一番近いカードショップ』であるということもアピールポイントです。池袋駅の出口から徒歩約一分の立地で、お仕事帰りや、お出かけのついでに立ち寄っていただきやすくなっています。他には開放感のあるプレイスぺースも、オープン以来ご好評をいただいています。様々なプレイヤーが自然と集まる場になってほしいですね」
―今後の目標や意気込みがありましたら是非教えてください。
柴田店長「引き続きお客様に来て『楽しい』と思っていただけるようなお店を作っていきたいです。ビギナーの方に優しいお店であることと同時に、珍しい商品の品揃えを増やしたり、大会を数多く開催したりといったコア向けの施策も強化します。特に品揃えについては、今までは言わば『準備期間』でもあったので、マジック、ポケモンカードゲームを中心に急速に増やしていく予定です。ぜひご期待ください!」
ー最後にMINT GAMES 池袋店に普段ご来店いただいている方、そしてこれからご来店いただく方にメッセージをお願いいたします。
柴田店長「とにかくご来店いただいて、店舗を体験してほしいなと思っています。少しのお時間でも、ぜひ覗いてみてください!特に平日はフリースペースもご利用いただきやすいです。スタッフ一同、ご来店をお待ちしております」
穏やかな人柄ながら、TCGへの熱い気持ちを持った柴田店長。「楽しさを感じてもらえるお店」という言葉が、何度か出てきたことが印象的でした。
柴田店長による、『楽しさ』を感じるための様々な仕掛けがほどこされた「MINT GAMES 池袋店」。TCG専門店というジャンルを飛び越え、様々なカルチャーが集まる池袋の要注目スポットとなることは間違いないでしょう!
ぜひ、皆様も「MINT GAMES 池袋店」に足をお運びください。
■MINT GAMES 池袋店 店舗情報
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-50-35 池袋P’PARCO 2F
TEL:03-6907-3308
営業時間:11:00~21:00
定休日:池袋P’PARCOの休館日
※現在「MINT GAMES 池袋店」では、一緒にお店を作っていくスタッフを大募集中です!
ご応募はこちらから!
文:伊藤 航(株式会社ミント 広報)