元フランス代表、FWカリム・ベンゼマが6月5日、サウジアラビア1部リーグ王者のアル・イテハドと契約を結んだと海外メディアが報じた。ベンゼマは同4日、レアル・マドリード退団を発表していた。
ベンゼマは2009年にリヨンから21歳でレアル・マドリードに完全移籍。14シーズンで647試合に出場。歴代2位となる353ゴールを記録した。5度のチャンピオンズリーグ制覇や5度のクラブ・ワールドカップ優勝、ラ・リーガ4回制覇など、チーム最多となる25個もの主要タイトル獲得に貢献し、2022年にはバロンドールも受賞した。
海外メディアによると、年俸1億ユーロ(約150億円)の3年契約と、2億ユーロ(約300億円)の2年契約と報道が分かれているが、2030年ワールドカップの招致を目指す上でのアンバサダーの役割を託されるとも伝えられている。
また、リーグアンのパリ・サンジェルマンを退団したアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシもサウジアラビア1部リーグのアル・ヒラル移籍が濃厚になった。アル・イテハド関係者がベンゼマ側と交渉するためのスペインのマドリード入りと時を同じくして、アル・ヒラル関係者がメッシ側と交渉するため、フランスに入った。
さらに、ベンゼマと同じくレアル・マドリードに所属をするクロアチア代表MFルカ・モドリッチにも、サウジアラビア1部リーグのアル・アハリへの移籍報道がある。昨年のFIFAワールドカップカタール大会後にクリスティアーノ・ロナウドがアル・ナスルに加入したことで一躍、脚光を浴びたサウジアラビア1部リーグだが、同国のメディアは「4選手は合計で14個のゴールデンボールを持っている。そんなリーグは世界でただ一つだけだ。メッシはバロンドールを7回、ロナウドも5回、モドリッチは2018年に栄冠に輝き、ベンゼマも22年に受賞している。来季は世界中がサウジのサッカーに目を向ける」と伝えた。
クリロナ、ベンゼマ、メッシ、モドリッチの対戦も楽しみなサウジアラビア1部リーグ。トレーディングカードの存在は未確認だが、TOPPS社やPANINI社がライセンス契約を結ぶ可能性もありそうだ。
トレカジャーナル編集部