FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランドが開幕した。日本代表「なでしこジャパン」は7月22日、1次リーグの初戦でザンビアに5-0で快勝した。
世界ランキング11位で9大会連続9回目のワールドカップ出場となる「なでしこジャパン」。ニュージーランドのハミルトンでの、1次リーグ初戦の相手は世界77位のザンビアだった。
序盤から主導権を握った「なでしこジャパン」は、前半終了間際の43分、右サイドのMF藤野あおばからのクロスに、走りこんできたMF宮澤ひなたがダイレクトで合わせて先制した。
「本当にうれしいです。冷静に決められたのはよかったし、藤野選手を信じて走ってよかった。結果が出せてよかったが、まだまだ決めきれるところがあった。優勝を目指したいし、自分の特長がチームに役にたったらいい」と宮澤は話した。
この1点がきっかけになり、後半は日本のゴールラッシュ。10分、MF遠藤純の左サイドからのクロスにFW田中美南が合わせて2点目を奪い、その後、17分と26分にも宮澤と遠藤のゴールでリードを広げた。
田中はこの試合で2度、VARの結果、オフサイドと判定されて得点は認められず、「3度目の正直」となった。「1回目は正直に言うと最初の動き出しでオフサイドポジションに出たかなと感じていたが、2回目は分からなかった。3回目でゴールを決めたときは不安だったが、得点を認めてもらえてよかった」と田中。「初戦で堅さもあったが、しっかり5得点して勝利できたことは大きい。切り替えてきょうの課題を修正し勝ち点3を取りたい」と続けた。
アディショナルタイムには、途中出場のFW植木理子がダメ押しの5点目となるPKを決めた。
守備陣も奮闘し、ザンビアに1本もシュートを打たせず完封。5対0の快勝で勝ち点3を獲得した。「相手のカウンターや裏へ出すボールへの対応を準備してきたので、最後まで集中を切らさず、狙った形で守ることができた。勝ち点3を目標にしていた中で無失点に抑えて5得点取れたことは次につながったと思う」と主将のDF熊谷紗希。
目標のベスト4以上に向けて白星スタートを切った。「選手たちは高い集中力を持って戦ってくれた。相手の前線のスピードがある選手にしっかり対応できた」と池田太監督。「なでしこジャパン」は7月26日、1次リーグの第2戦で世界36位のコスタリカと対戦する。
この初戦に合わせるかのように、EPOCH社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では、ワールドカップ前の「MS&ADカップ2023」の対パナマ戦に臨んだ「なでしこジャパン」のスターティングイレブンのカードを制作した。
「 FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023」関連アイテムとしては 「2023 PANINI ADRENALYN XL FIFA WOMEN’S WORLD CUP HOBBY」が間もなく発売の予定。トレカも盛り上がってきた。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。