MLSのインテル・マイアミに移籍した、アルゼンチン代表のリオネル・メッシが7月21日、MLSの「リーグスカップ」、対クルス・アスル(メキシコ1部)戦に出場。試合終盤に決勝のFKを決めて米国デビューを飾った。
「リーグスカップ」はMLSとメキシコ・リーグ1部のクラブが参加して毎年行われる。メッシの出場が予想されていたこの日、マイアミの本拠地、マイアミフリーダムパークではチケットが完売していた。
ピンクのユニホームに背番号10。メッシは1-0でリードの54分から出場。65分に追いつかれたものの、94分に左足で鮮やかにFKを決めて、千両役者ぶりをいきなり、見せつけた。「とにかくゴールを見ていた。決めなくてはならないことは分かっていた。この試合で最後のプレーだったから得点したかった。PK戦にもつれ込まずに済んだ」と試合後に話した。
マイアミの共同オーナーは元イングランド代表で、MLSロサンゼルス・ギャラクシーでもプレーしたデビッド・ベッカム氏。「フリーキックをもらってすぐ、これで勝てると思った。レオ(メッシ)やセルヒオ(・ブスケツ)のような選手がピッチにいれば余計そう思う」と試合後に振り返った。
劇的なデビュー戦への注目度は高く、翌22日にメッシが自身のSNSでクルス・アスル戦の様子を公開すると、3時間ほどで、「いいね!」数は6,312,000件を超え、コメント数も83,000件以上が寄せられた。メッシは「VAMOSSSS!!」と書き始め「勝利でスタートできたことは我々にとって、全ての人にとって、とても重要だった。ここからも…」とつづった。
MLSのトレーディングカードに関するライセンス契約を結んでいるTOPPS社だが、オンデマンドカードの「Topps Now」でもこのデビュー戦はカードにならなかった。「リーグスカップ」はカード化の契約に含まれていないか、メキシコリーグと未契約であることが要因だと思われるが、ますます、8月20日のレギュラーシーズン再開が待ち遠しくなった。
トレカジャーナル編集部