NPBの「フレッシュオールスターゲーム2023」が7月18日、富山市民球場アルペンスタジアムで開催され、ウエスタン・リーグ選抜が7-3で3年ぶりの勝利し、通算30勝22敗6分けとした。阪神のドラフト1位ルーキー、森下翔太外野手が3安打3打点と活躍。球団では2012年の中谷将大以来となる最優秀選手(MVP)に選ばれた。
1軍で36試合に出場した森下は初本塁打、初サヨナラ打を記録し、外野の定位置を獲得。主にトップバッターに起用されてきたが、この日は「4番・右翼」で出場。初回1死一、二塁で小園健太(横浜DeNA)から右中間へ先制の2点二塁打。3回は中前安打でマルチヒットを記録すると、7回2死二塁でも中前へ適時打で、猛打賞と3打点目をマークした。
試合後のヒーローインタビューに呼ばれた森下は、開口一番「野口さんじゃなくて大丈夫ですか?」と猛打賞と本塁打でともに全ウの勝利に貢献した野口智哉(オリックス)に気を遣った。恐縮した様子を見せていたが、「(先制打は)積極的に行くだけが自分の取柄なので、その通りに行けた。右ピッチャー、左ピッチャーの両方を打てたのが収穫だったと思います」と口にした。
前日の17日も甲子園での対中日戦にフル出場し、この日早朝に寮から富山入りした。「同年代でこれから活躍していく、チームの軸だったりレギュラーを取るような選手とできた。刺激の多い一日でした」
MVP獲得だけでなく、収穫は多かったようだ。
ジュニアオールスターゲーム、フレッシュスターゲームなどと名称を変更しながらも、58回目を迎えたフレッシュオールスターゲーム。92年のMVPはまだ登録名が「鈴木一朗」だったイチローさんだった。日米の球史に残るスーパースターへの階段を駆け上がったイチローさんをはじめ、フレッシュオールスターのMVPから飛躍した選手は多い。
MINTモールではBBM「2023 ルーキーエディション」の1of1 スカイブルー箔サインが120,000円で販売されるなど、すでに、トレーディングカードも人気の高い森下だが、自身を土産の猛虎打線での一員として活躍を続ければ、さらに、トレカの評価も上がっていく。
EPOCH社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では、「フレッシュオールスターゲーム2023」から千葉ロッテのドラフト1位ルーキー、菊地吏玖投手のカードを制作した。
トレカジャーナル編集部