NBAフェニックス・サンズは7月4日、フリーエージェントの渡邊雄太、ケイタ・ベイツ・ジョップ、ドリュー・ユーバン、チメジー・メトゥと契約したことを発表した。「これからはサンズの一員として頑張ります」と渡邊は自身のSNSに投稿した。
渡邊は来季は日本人選手としてNBA6シーズン目を迎える。2018-20年のメンフィス・グリズリーズ、2020-22年のトロント・ラプターズを経て昨季はブルックリン・ネッツでプレー。平均13.3分間のプレイでフィールドゴール成功率43.9%、3ポイントショット成功率39.0%、フリースロー成功率68.7%の4.3得点、2.5リバウンドを記録した。
ドラフト外でNBA入り。5年前のデビューから成長を続け、昨季は3点シュートとディフェンスを武器とする「3&D」として存在感を示した。ネッツでは58試合に出場し、平均16.0分間のプレイで自己最高のFG成功率49.1%、3P成功率44.4%を記録し、自己最多の平均5.6得点、2.4リバウンドをマーク。3P成功率44.4%は、3P成功数50本超の選手で5位だった。ラプターズとネッツではプレイオフにも5試合に出場した。
「ケイタ、ドリュー、チメジー、雄太の加入は層の厚みにつながる。それぞれが優勝を目指す我々に役立ってくれるだろう。我々をさらにダイナミックなチームにしてくれる」とジェームズ・ジョーンズGM。渡邊については「リーグ最高の3ポイントシューターのひとりであり、複数のポジションで守れるサイズと能力がある」と続けた。
限られたプレイ時間の中で光を放ってきた渡邊だが、来季は出場時間も増えそうだ。トレーディングカードもPANINI社からこれまでの所属チームのカードが作られてきたほか、BBMからは日本代表のカードも作られた。8月にフィリピン、インドネシア、そして、沖縄で開催されるFIBAワールドカップで、注目度もアップするのは確実。渡邊のトレカの人気も大きく飛躍しそうだ。
トレカジャーナル編集部