日本バスケットボール協会は8月21日、「FIBAワールドカップ2023」(8月25日開幕)に出場する日本代表の登録メンバー12名を発表した。
キャプテンを務める富樫勇樹(千葉ジェッツ)や、Bリーグ史上初めてMVPと新人賞をダブル受賞した河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)をはじめ、右足首の捻挫で直近の強化試合2試合を欠場していた渡邊雄太(NBAフェニックス・サンズ)、コンディション不良で一時戦線離脱していたジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)らも「AKATSUKI JAPAN」入りした。「日本のカリー」とも呼ばれる3ポインター・富永啓生(ネブラスカ大学)、ベテランの比江島慎(宇都宮ブレックス)、ムードメーカーの巨漢センター・川真田紘也(滋賀レイクス)も注目選手だろう。
8月15日から19日にかけて行われた国際強化試合3連戦「SoftBank CUP 2023 東京大会」に臨んだメンバーから顔ぶれは変わらず、負傷者発生に伴い緊急招集されていたルーク・エヴァンス(ファイティングイーグルス名古屋)は本大会のメンバーに入らなかった。
日本(沖縄)、フィリピン(マニラ)、インドネシア(ジャカルタ)の3カ国で共催されるワールドカップに出場する日本代表(世界ランキング36位)は、1次ラウンドで25日にドイツ(同11位)、27日にフィンランド(同24位)、29日にオーストラリア代表(同3位)と対戦する。
前回の2019年のW杯中国大会ではアジア予選を勝ち抜き、2006年日本大会以来13年ぶり、自力での出場権獲得は1998年大会以来21年ぶりとなった。本大会は1次ラウンドを3戦全敗で終え、17-32位順位決定ラウンドに回ったが、5戦全敗で出場32チーム中、31位に終わった。
【男子日本代表メンバー】
#2 富樫勇樹(PG=千葉ジェッツ)
#5 河村勇輝(PG=横浜ビー・コルセアーズ)
#6 比江島慎(SG=宇都宮ブレックス)
#12 渡邊雄太(SF=NBAフェニックス・サンズ)
#18 馬場雄大(SG=無所属)
#19 西田優大(SG=シーホース三河)
#24 ジョシュ・ホーキンソン(C・PF=サンロッカーズ渋谷)
#30 富永啓生(SG=ネブラスカ大学)
#31 原修太(SF=千葉ジェッツ)
#75 井上宗一郎(PF=越谷アルファーズ)
#91 吉井裕鷹(SF=アルバルク東京)
#99 川真田紘也(C=滋賀レイクス)
【強化試合結果】
7月8日 対チャイニーズ・タイペイ戦(浜松アリーナ) 〇108‐86
7月9日 対チャイニーズ・タイペイ戦(浜松アリーナ) 〇92‐56
7月22日 対韓国戦(ソウル)〇76‐69
7月23日 対韓国戦(ソウル)●80‐85
8月2日 対ニュージーランド戦(オープンハウスアリーナ太田) 〇79‐72
8月4日 対ニュージーランド戦(オープンハウスアリーナ太田) ●75‐94
8月15日 対アンゴラ戦(有明アリーナ) 〇75‐65
8月17日 対フランス戦(有明アリーナ) ●70‐88
8月19日 対スロベニア戦(有明アリーナ)●68‐103
バスケットボール日本代表のトレーディングカードと言えば、BBM「2018 バスケットボール日本代表 AKATSUKI FIVE -RISING SUN-」が名作として知られている。男女代表28選手を収録したセットで、1セットに直筆サインか、メモラビリアカードが封入された。男子のメモラビリアは比江島、渡邊、馬場、女子は髙田真希、町田瑠唯、宮澤夕貴で枚数限定のパッチカードも存在した。比江島、渡邊、馬場は今回も代表メンバー入りしており、あらためて、そのカードの存在が脚光を浴びている。
W杯の盛り上がり次第では、新しいカードが制作される可能性もあり、「AKATSUKI JAPAN」の闘いぶりから目が離せない。
トレカジャーナル編集部