オランダ1部フェイエノールトは3日、ベルギー1部セルクル・ブリュージュから日本代表FW上田綺世を獲得したと発表した。5年契約で移籍金は900万ユーロ(約14億1000万円)に出来高で最高125万ユーロ(約1億9600万円)が加えられるという。
フェイエノールトはチームのSNSで、02年に同クラブでUEFA杯(現欧州リーグ)優勝に貢献したMF小野伸二(札幌)の上田に対する英語のメッセージ動画を公開。「今こそ君がフェイエノールトのユニホームを着て人々の自慢の種になる時です。綺世、ロッテルダムで新しい歴史を作るんだ」と熱いメッセージ。上田は、ポラロイドカメラで自撮りした写真に「記憶に残す」と決意を記した。背番号「9」に決まった。
アヤックス、PSVと並ぶオランダを代表する名門のフェイエノールトは、昨季はリーグ優勝を果たし、今季は欧州CLに本戦から出場する。日本人は2001-05年に小野が在籍し、11年には期限付き移籍でFW宮市亮(現横浜M)もプレーした。
上田は鹿島アントラーズから2022年にブリュージュへ完全移籍。2022-23年シーズンはリーグ戦で10得点をマークした。日本代表には2021年の東京五輪に招集(U-23)。昨年11月のFIFAワールドカップカタール大会にも選出され、2戦目の対コスタリカ戦に先発出場。今年6月のキリンチャレンジカップの対エルサルバドル戦で、PKを決め、15試合目で代表初ゴールを決めた。
今季、プロ5年目のシーズンを迎える上田のトレーディングカードはまだまだ、多くはない。フェイエノールトで新しいカードは作られるのか?フェイエノールトでさらなる飛躍を遂げ、日本代表でスタメンの機会を増やせば、日本代表カードはこれまで以上に人気を集める。
トレカジャーナル編集部