エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」は今季から卓球のTリーグのトレーディングカードを期間限定で受注生産しているが、カードナンバー#024にして、東京五輪の女子シングルス・銅メダル、女子団体・銀メダル、混合ダブルス・金メダルの伊藤美誠のカードがついに登場した。
女子の日本生命レッドエルフは8月14日、東京・大田区総合体育館で京都カグヤライズと対戦し、4-0で勝利。勝ち点4を獲得した。WTTコンテンダー・リマ大会に出場していた伊藤は、この日がTリーグ初出場。
第1マッチ(第1試合)のダブルスを麻生麗名、孫芸禎(中国)組が制し、第2マッチ(第2試合)は赤江夏星が白星。続いて第3マッチに登場した伊藤は成本綾海に対して、第1ゲームを先行されたが接戦をモノにして3-1で勝利。第4マッチの森さくらに勝利のバトンを渡し、4-0の勝利につなげた。
「成本選手とは毎試合接戦。変化も強くて、運動神経もいいので何本でも返ってくる。落ち着いて取れるところから点数を取って詰めていって、2ゲーム目を取れたことが大きかった。(今季)第1戦で勝つことができて良かった」と伊藤は日本のファンの前で笑顔を見せた。
伊藤は昨季からTリーグに参戦し、13勝3敗。国際大会や国内選考会と並行して戦う難しさを実感した。この日も、30時間をかけて9日夜にペルーから帰国して5日しか経過していなかった。時差も14時間というハードスケジュールだったが、今季はパリ五輪代表選考ポイントが1勝で昨季の2倍の2点を獲得できることもあり、ガッツポーズ。「(1勝で)2点はすごい大きなこと」と今後のTリーグ出場へ意欲を見せた。
伊藤はBBMのオールスポーツカードに欠かせない存在でもある。10月に発売される「2023 Infinity」への収録も水谷隼、早田ひなとともに予定されている。伊藤のガッツポーズも、伊藤の「エポワン」もまだまだ、見られそうだ。
トレカジャーナル編集部