米国メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーは8月3日、FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で日本代表の主将を務めたDF吉田麻也の入団を発表した。
契約期間は2024年シーズン終了までの1年半。ドイツ2部に降格したシャルケを退団し、フリーとして移籍先を模索していた吉田には、世界各地のリーグから獲得のオファーが届いていた、という。
欧州ではドイツ、スペイン、大物を獲得し移籍市場の台風の目になった中東ではサウジアラビア、カタール、UAEのクラブからも接触があった。さらには、アルゼンチン、そして、もちろん、日本からも打診があったが、熟考の末、米国での新たな挑戦を選択した。
日本代表で2014、18、22年とW杯3大会に出場した吉田は、10年にJ1名古屋からVVV(オランダ)へ移籍。サウサンプトン(イングランド)やサンプドリア(イタリア)でもプレーした。昨季は1年契約でシャルケに加入した。今回のMLSで6か国目でのプレーになる。
拠点である日本やドイツ、英国で自主トレーニングをしていた吉田も発表を受け、背番号4のユニホームで笑顔の写真をインスタグラムにアップ。「here we go(さあ、行くぞ)!!」と英語でコメントをつけた。
MLSは今夏、インテル・マイアミにアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツらが加入するなどして話題に。LAギャラクシーは、過去に現マイアミの共同オーナーで元イングランド代表のデビッド・ベッカム氏も在籍。吉田の憧れでもある元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏(元リバプールFC)もプレーした。レギュラーシーズン開幕戦は21日に本拠地、ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークで行われる。
MLS所属の日本人選手としては今季、GK高丘陽平(バンクーバー・ホワイトキャップス=元横浜F・マリノス)、MF久保裕也(FCシンシナティ=元京都サンガ)のふたりがプレーしている。
メッシの加入で、MLSと独占ライセンス契約を結ぶ、TOPPS社のオンデマンドカード「Topps Now」、同社のパック、ボックス商品への注目も高まるばかり。日本のサッカーファン、サッカーカードのコレクターには吉田のギャラクシー入団で、期待はさらに大きくなった。
トレカジャーナル編集部