「ニトリレディスゴルフトーナメント」で地元・北海道出身の菊地絵理香(ミネベアミツミ)が今季初勝利となる、ツアー通算6勝目をあげた。
小樽カントリー倶楽部での最終日となる8月27日は雷雲接近による約2時間半の中断を経て、天候の回復が見込めず中止に。大会は54ホールに短縮され、前日までに通算9アンダー、207で並んでいた菊地、申ジエ、岩井明愛がプレーオフを行った。
ここまでプレーオフは4戦全敗だった菊地はこの日もPO1ホール目の第1打をグリーン手前ラフへ。それでも岩井明、申ジエともにパーパットを決めきれず。「絶対にやりたくなかった。今回も厳しいなと思った。(ふたりがパーパットを外し)チャンスがまだ残っているかもしれない」と、約2メートルのパーパットをねじ込んだ。
中断となった時点では首位に2打差5位だっただけに「私にとっては天気に恵まれた部分はある」開き直れた理由はいくつかあった。
「優勝して自信がつくタイプではありません。どちらかというとほっとひと息つくから年間2勝や3勝の複数回Vができない。勝ちたいのではなく勝ちに行く。また、優勝したい。目標を言葉にすることも大切」と言い切った。鬼門のプレーオフを越えての勝利は菊地にとって、大きな自信になった。
菊地の前回の優勝は昨年7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」。この時も滝のカントリークラブ(札幌市)での地元Vだった。エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」もその時以来の優勝カードになる。前回のカードは人気の「シグネーチャーセット」にもなった。
トレカジャーナル編集部