Tリーグの木下マイスター東京対金沢ポート戦が8月20日、小松総合体育館で行われ、松島輝空(まつしま・そら)が今季初出場。第3マッチで田中佑汰に3-2で逆転勝利し、チームの勝利を決定づけた。
この勝利がエポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」でカード化。松島にとっては初のトレーディングカードとなった。
松島は8月中旬にブラジルで開催された「TTコンテンダーリオデジャネイロ」の男子シングルで準優勝し、注目を集めたばかりだった。
世界ランキング134位の松島は予選リーグを勝ち上がり、1回戦でフレイタス(ポルトガル・世界ランク22位)、2回戦でイ・サンス(韓国・同27位)と格上の選手を次々に撃破。準々決勝では五輪メダリストのオフチャロフ(ドイツ・同10位)、準決勝でも昨季の韓国リーグMVPのチョ・スンミン(韓国・同38位)にも勝利した。
2021年の世界ユース選手権ではU15男子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスで金メダル、U19男子団体で銅メダルに輝くなど次代のエースとして期待され、一気にステップを駆け上がった。
今季から熱戦をトレカにしている「エポワン」Tリーグは、スター選手だけでなく、外国人選手や、期待の若手もカードになっておりTopps社の人気ブランド「Bowman」のような、カード収集の楽しみがある。外国人選手のカードには海外からの申し込みもあるそうだ。松島は2020‐21年シーズンに、木下マイスター東京に所属しており、今回の初カードには「RC(ルーキーカード)」ロゴはないが、将来的に脚光を浴びる1枚になる可能性は高い。
日本初の卓球のカードシリーズとなった「エポワン」Tリーグはとんでもなく、面白いカードかもしれない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。