バレーボール日本女子代表「火の鳥ニッポン」は9月24日、パリ五輪予選も兼ねた「FIVBワールドカップバレー2023」の最終戦でブラジルに敗れ、五輪出場決定は持ち越しとなった。
世界ランク8位の日本は国立代々木競技場での5勝1敗同士の対戦で、世界4位のブラジルに、25‐21、22-25、27-25、15-25、15-10のフルセットで惜敗した。ここまでの対戦成績を45勝92敗とする強敵に対し、互角に戦ったが、強力攻撃陣に打ち砕かれた。
最終セットがこの戦いを象徴していた。0-3から石川真佑のスパイクなどで10-10に追いついたが、あと一歩、届かなかった。「差は縮まっている。最後はパワー、執念を感じた」と真鍋政義監督は話し、「悔しい。取り切る場面で取り切れなかった」と古賀紗理那は唇をかんだ。
鍛え上げたサーブで流れを作った。第2セットでは好調の山田二千華が右奥のスペースへのサービスエースを決めた。ブラジル戦での日本のサーブ得点は計8点を数えた。この大会で、サーブでチーム最多9得点をマークした山田は「武器であるサーブは良かった」と自信を深めた。
来年6月時点の世界ランクで上位を維持できれば、6大会連続出場が決まる。「悔しさを継続すれば、来年の五輪につながる」と真鍋監督。パリ五輪への道はまだ、続いている。
バレーボール日本女子代表のトレーディングカードはプロデュース216から「全日本女子バレーボール 『火の鳥NIPPON 2023』 公式トレーディングカード」が発売されたばかり。日本代表26選手を収録したこのカードは直筆サインカードはもちろん、プレミアム直筆サインカード、直筆サイン&生写真カード、サイン入りボールカードなど、レアカードも豊富で、レギュラーカードのデザインも秀逸。コンプリートを目指して、来年6月を待ちたい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。