米大手オークションハウス「Goldin Auctions」で9月14日、ミッキー・マントル外野手(ニューヨーク・ヤンキース)のルーキーカード「1952 TOPPS」(PSA8)が972,000ドル(約1億4480万円)で落札された。
このマントルの「1952 TOPPS」は昨年8月に米大手オークションハウス「Heritage Auctions」でSGC9.5が12,600,000ドル(約17億円)で落札されており、これはホーナス・ワグナー遊撃手の「T206」(SGC2)の7,250,000ドル(約9億8000万円)のトレーディングカード史上最高額を大きく更新。スポーツメモラビリアの最高額とされるディエゴ・マラドーナが1986年のワールドカップで実使用したジャージの9,200,000ドル(約12億4000万円)も更新していた。
今回の972,000ドルは、昨年8月のスポーツコレクションアイテム最高額には及ばなかったが、「Goldin Auctions」でのマントルのトレカでは昨年4月に落札された「1952 BOWMAN」(PSA))の540,000ドルを大きく更新した。
このカードのPSA8は、PSAでグレーディング鑑定された1875枚を超えるカードのうち14枚、全体の1%にも満たない希少な状態といえる。「Goldin Auctions」最大規模といえるオークション「Goldin 100」への出品前から話題になっており、7月末に開催された世界的なトレカをはじめとするコレクションアイテムの祭典「National」で、来場者の垂ぜんの的になっていた。
マントルはヤンキースのレジェンドで、本塁打王に4度輝くなど、通算536アーチを記録。1956年にはスイッチヒッターとして初めての三冠王も獲得した。68年に引退し、74年に野球殿堂入り。95年に63歳で亡くなった。
※落札額はすべて、バイヤーズ・プレミアム込み。
トレカジャーナル編集部