日本代表のFW久保建英(レアルソシエダ―ド=スペイン)が9月20日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)初出場を果たした。久保の所属するRソシエダードは第1節で、インテル(イタリア)をホームに迎え、1-1で引き分け。久保は右ウイングで先発出場した。
かつて自身の携帯電話のアラームにしていた憧れの「アンセム」を、ついにピッチの上で生で聴いた。昨季のラ・リーガで4位に躍進し、10シーズンぶりに欧州CLにたどり着いた。その久保の、ソシエダの勢いは夢の舞台でも衰えなかった。前半4分、MFブライズ・メンデスが相手DFからボールを奪い、そのまま、左足で先制ゴール。早めのプレッシャーが功を奏した。
徹底マークをはねのけて、久保は何度も攻撃の起点になった。コーナーキックで見せ場も作った。両軍無得点の後半6分には自ら、シュートも放った。
久保は後半27分までプレーし、ベンチに下がった。その後、42分にチームは失点しドロー。前回出場時の2013-14シーズンはグループリーグで1分5敗と1勝も出来ずに終わっており、グループ2勝4分で決勝トーナメント進出を果たした初出場時の03-04シーズン以来となる白星を逃した。
それでも、格上のインテル相手に勝ち点1をあげた。目標とするグループリーグ突破のためには次節での勝利が求められる。「前半の内容は良かったけど、追加点を決められなかったのが響いた。次は絶対に勝たなければ」と久保は話した。
ついに、欧州CLでデビューを飾った久保だが、すでに発売されていたTOPPS社の「2023 UEFA Champions League」ではひと足先にCLトレカデビュー。「eBay」では、過去の久保のトレカの落札履歴で、上位にランクイン。「ヤフオク!」でも25枚限定のパラレルが7000円を超える高額で売買されているほか、人気を集めている。
今季の欧州CLには久保のほかにも、FW上田綺世(フェイエノールト)、MF鎌田大地(ラツィオ)、FW古橋享梧、FW前田大然、MF旗手怜央、MF岩田智輝、DF小林友希(セルティック)が同じE組で対戦。DF冨安健洋(アーセナル)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)も出場する。2回目の出場となった鎌田を除く、9人が初出場となる。
トレカジャーナル編集部