「侍ジャパン」野球日本代表の新監督に井端弘和さんが就任した。井端新監督は10月4日、都内のホテルで会見を行った。
3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹前監督が5月末で退任。後任探しが難航する中、「国際大会や海外経験」「求心力」「知名度」「発信力」「アマチュア野球界を含めた日本野球界への理解」「侍ジャパン事業への理解」「世代交代」の条件を満たす人物がついに見つかった。
井端新監督は俊足巧打の遊撃手として、1997年のNPBドラフトで亜細亜大からドラフト5位で中日入り。2014年には巨人に移籍し、翌年に引退するまで、17年間の現役生活で通算1896試合で通算打率.281、56本塁打、510打点の成績を残した。ベストナインに5回、ゴールデングラブ賞には7回、選出されている。
2013年の第3回WBCに出場。2次ラウンドの対台湾戦で、負ければ敗退という9回2死の土壇場から同点タイムリーを放つなど、打率.556と勝負強い打撃を見せて2次ラウンドMVP、指名打者としてベストナインにも選ばれた。2021年の東京五輪ではコーチとして金メダルに貢献した。
「今回、トップチーム監督就任のお話をいただき、とても驚いたのと同時に、こんなに光栄なことはないと感じました。身に余る大役ではありますが、自分の持っているものをすべて注ぎ全力で務めていくことが日本野球への恩返しになると考え、引き受けることにいたしました」と井端新監督は話した。
11月16日から東京ドームで開催されるアジアプロ野球チャンピオンシップが初陣となる。
井端新監督のトレーディングカードは数多く作られているが、日本代表ユニホームのカードも、2002、2003年のBBM「日本代表チームカードセット」に収録されている。「侍ジャパン」が野球日本代表の名称に正式になったのは2012年から。井端新監督の「侍ジャパン」カードが楽しみだ。
トレカジャーナル編集部