前回に続いてラグビーの話題。
ラグビーワールドカップ・フランス大会も、1次リーグの佳境に入り盛り上がってきている。
日本代表は、チリを相手にした初戦に快勝。続く第2戦では強豪イングランドに挑み、前半は一時リードするなどFW陣が検討。後半もスタンドオフの松田選手のキックが冴え、1点差まで詰め寄ったが、不運なトライもあって最後は試合巧者のイングランドに敗れた。この試合で、フルバックのマシレワ選手が負傷。今回選考から漏れていた山中亮平選手が追加招集された。ベスト8進出への最後の切り札として期待されている。
山中選手は、2019年のワールドカップ日本大会でも全試合に出場して活躍。35歳だが、円熟味を増し、今がピークとも言えるプレーを見せる。左足のロングキックが大きな武器で、攻撃参加も得意とし、決定力もある実力者だ。ラグビー日本代表2023「BRAVE BLOSSOMS」でも、直筆サインカードは5,000円前後と高額の評価がつく。
その他にも注目選手を挙げてみる。サモア戦で1トライをあげた身長201センチで身体能力の高いロックのワーナー・ディアンズ選手、さらにリーグワンで新人賞も獲得した小刻みなステップからのランが持ち味のセンターバックの長田智希選手も、今からでもチェックしておいて欲しい。
これからのラグビー日本代表を引っ張っていく二人だけに、今後大いに評価が上がっていく事だろう。
日本代表は8日20時からのアルゼンチン戦を残すのみとなった。プールDで3位の日本代表は、アルゼンチン戦で勝利をする事が決勝トーナメント進出への絶対条件となる。歴史を変える戦いに、ラグビーファンの熱狂は続く。
Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。