井端弘和監督の初陣となる「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(11月16~19日、東京ドーム)に出場する日本代表「侍ジャパン」の26選手が10月24日、発表された。
若手育成を目的に開催する国際大会として、24歳以下またはNPB入団3年目以内という大会規定もあり、次代の「侍ジャパン」ともいえるメンバー構成になった。やはり、この大会ならでは、の29歳以下で、3人までのオーバーエージ枠には田口麗斗投手(28=東京ヤクルト)、今井達也投手(25=埼玉西武)、坂倉将吾捕手(25=広島東洋)を選出した。田口は2019年の「プレミア12」で日本代表に招集されている。
ただひとり、第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)に出場した牧秀悟内野手(横浜DeNA)には、チームリーダーの期待がかかる。WBCの強化試合で、侍ジャパンのユニホームを着た藤原恭大外野手(千葉ロッテ)、万波中生外野手(北海道日本ハム)は貴重な経験を生かすチャンスでもある。
井端新監督は初采配を振るう大会で、2017年の第1回大会からの2大会連続優勝(21年の第2回大会はコロナで中止)を目指す。「オーバーエージ3名、WBC組1名、それ以外はほとんど代表初めてなので、若い選手を中心に今後の野球界をしょって立って欲しい」と指揮官は会見で口にした。
チームは優勝賞金2000万円を目指して、11月16日に台湾、同17日に韓国、同18日にオーストラリアと対戦。同19日に3位決定戦、決勝が行われる。
【「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」日本代表】
▶投手
及川雅貴(阪神=22)今季成績 3勝1敗、防御率2・23
桐敷拓馬(阪神=24) 2勝0敗、防御率1・79
赤星優志(巨人=24) 5勝5敗、防御率3・39
田口麗斗(東京ヤクルト=28) 12勝5敗33セーブ、防御率1・86
吉村貢司郎(東京ヤクルト=25)4勝2敗、防御率4・33
清水達也(中日=23) 3勝3敗、防御率3・09
横山陸人(千葉ロッテ=22) 2勝3敗1セーブ、防御率5・26
早川隆久(東北楽天=25) 6勝7敗、防御率3・44
今井達也(埼玉西武=25) 10勝5敗、防御率2・30
隅田知一郎(埼玉西武=24) 9勝10敗、防御率3・44
佐藤隼輔(埼玉西武=23) 1勝2敗、防御率2・50
根本悠楓(北海道日本ハム=20)3勝1敗、防御率2・88
▶捕手
坂倉将吾(広島東洋=25)打率.266、12本塁打、44打点
石橋康太(中日=22) .257、2本塁打、9打点
古賀悠斗(埼玉西武=24) .218、2本塁打、20打点
▶内野手
佐藤輝明(阪神=24) .263、24本塁打、92打点
小園海斗(広島東洋=23) .286、6本塁打、31打点
牧秀悟(横浜DeNA=25) .293、29本塁打、103打点
門脇誠(巨人=22) .263、3本塁打、21打点
野口智哉(オリックス=24) .226、2本塁打、19打点
紅林弘太郎(オリックス=21).275、8本塁打、39打点
▶外野手
森下翔太(阪神=23) .237、10本塁打、41打点
秋広優人(巨人=21) .273、10本塁打、41打点
岡林勇希(中日=21) .279、3本塁打、31打点
藤原恭大(千葉ロッテ=23) .238、3本塁打、21打点
万波中正(北海道日本ハム=23).265、25本塁打、74打点
次代の「侍ジャパン」候補のトレーディングカードを収集して、カードアルバムに並べるのも面白そうだ。
トレカジャーナル編集部