「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」の最終日が10月22日、首位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算14アンダーで逃げ切り、今季2勝目をあげた。
18番グリーンで1・2メートルのウイニングパットを沈め、輝くような笑顔で両手を突き上げた。8月の「NEC軽井沢72」での初優勝から2カ月、8試合目で初Vより難しいといわれるツアー2勝目を手にした。
ツアー初優勝が、23歳の世界を変えた。以前は周りのスコアを気にして、力が入り自滅することが多かった。「どんどん自分が伸びていけば優勝できるっていうのが分かった。周りを見てゴルフをしなくなった」と自身の変化を口に。2番でのピンチをパーセーブで乗り切った。
グリーンの上だけではない。女子ゴルフ界の「自称」アイドルとして、注目を集めている。自身のスポンサーでもある不二家のTVCMにも出演した。
「こんなに早く2勝目ができるとは。この大会で優勝できてうれしい。ボミさんが引退されたあとも、JLPGAを盛り上げられるように頑張りたい」今大会で引退した憧れのイ・ボミがスタンドで見守る中での「アイドル」交代を宣言した。
「アイドルみたいなプロゴルファー」を目指すことを掲げている。「スマイル・キャンディ」と呼ばれ、ツアー屈指の人気を誇ったイ・ボミも「(菅沼は)強いし、可愛い過ぎる。私もファンになりそう」と話す。「乃木坂さんのような清楚系より、キャピキャピ系でやってます」屈託のない明るさも魅力のひとつだ。
菅沼の今季2枚目となる、エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」の優勝カードは表裏両面ともこちらも微笑んでしまうようなスマイルで飾られている。
まもなく発売されるEPOCH「2023 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS TOP PLAYERS」に先立って配布されたプロモーションカードでも、「アイドル」らしい可愛らしいイラスト入りサインとハートマークが3個も入ったインスクリプションが描かれている。
「メジャー優勝を目標に残り5試合で一生懸命に頑張りたいと思います」菅沼のスマイルをグリーンでも、トレカでもまだまだ、見たい。
トレカジャーナル編集部