Bリーグに5季ぶりに復帰した馬場雄大(長崎ヴェルカ)が10月14日、富山市総合体育館での対富山グラウジーズ戦で今季初出場。17得点をマークし、今季からB1に昇格したチームは96-84で開幕3連勝を飾った。
リーグ戦開幕前に電撃復帰を発表した馬場は前週の開幕節ではコンディション面を考慮して出場せず、この第2節でついにBリーグのコートに戻ってきた。
第1クオーター(Q)終盤から途中出場。初得点はドリブルで持ち込み、ファウルを受けながらのシュート。馬場らしいアグレッシブなプレーで敵地ながら会場を沸かせると、その後も力強いアタック。19得点、3リバウンド、1アシスト、3スティールをマークした。
馬場はアルバレク東京でプレーした後、2019年からNBAの下部リーグである、Gリーグのレジェンズなどに所属し、NBAを目指し、海外挑戦を続けてきた。今年8月のFIBAワールドカップ(W杯)では日本代表に招集され、自力では48年ぶりとなる日本の24年パリ五輪出場権獲得に貢献し、人気を集めた。
長崎への入団会見では「このチームがパリ五輪に向けて、最も自分が成長できる環境だと思った。優勝を目指したい」と目標を掲げていたが、チームは翌15日も94-83で富山に勝利し、さらに開幕からの連勝を4と延ばした。
第1クォーター終盤にはベンチから出場した馬場が立て続けに2本の速攻ダンクを決めるなど6得点を挙げ、第3Qではスリーポイントも。15得点、2リバウンド、3アシスト、2スティールと存在感を見せた。
馬場と言えば、入団会見でも自ら、アピールしたダンクシュート「BABA BOOM」。BBM「2018-19 BBM B.LEAGUE FAST BREAK 2nd Half」のインサートカード「The Contenders」ではダンクの直前のような写真が使われている。台風の目になりそうな長崎の快進撃が続けば、今季、制作されるであろう新作のBリーグトレーディングカードでは「BABA BOOM」での、Bリーグカード復帰もありそうだ。
トレカジャーナル編集部