NBAの2023‐24シーズンが10月25日、開幕した。サンアントニオ・スパーズ対ダラス・マーベリックス戦(フロスト・バンク・センター)ではNBAドラフト全体1位指名のビクター・ウェンバンヤマ(スパーズ)がデビューを飾った。
先発で初出場を果たしたウェンバンヤマは23分18秒の出場でフィールドゴール(FG)を9本中6本、3ポイントシュートを5本中3本、成功させ、15得点。5リバウンド、2スティール、1ブロックを記録した。
試合はルカ・ドンチッチが33得点、13リバウンド、10アシストでトリプルダブルを達成し、マーベリックスが126-119で勝利した。
ウェンバンヤマのトレーディングカードはNBAデビュー前から話題になってきた。PANINI社がNBAとトレカに関する制作・販売の独占契約を結んでいることから、TOPPS社は「あの手この手」でウェンバンヤマのカードを制作。ドラフト直前に所属していたLNBのメトロポリタンズ92のユニホーム姿や、ドラフトに備えニューヨーク入りした際にヤンキースタジアムで行った始球式、ドラフト当日のスーツ姿をカードにしてきた。
発売されたばかりの人気ブランド「Allen & Ginter」にもサインカードが封入されたがユニホームのチーム名はわからないように加工されていた。
「ebay」では、ここまでの最高落札額は「Bowman University」の50枚限定のゴールド版サインカード(PSA10)の15,850ドル(約237万円)。TOPPS社のスーツ姿のウェンバンヤマの「TOPPS NOW」の99枚限定パラレル(PSA10)にも3,605ドル(54万円)、始球式カードの49枚パラレルには280ドル(約4万2000円)で落札された。
PANINI社では「PANINI Instant」で恒例の「Draft Night」をカード化。ウェンバンヤマはスパーズのユニホームを手にカードになっており、25枚限定パラレルのファーストナンバーが「ebay」で1,999.99ドル(約30万円)で落札された。
まずまずのデビューを飾ったドラフト1位ルーキーはトレカでも今後、注目を集めるのは間違いない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。