レアル・マドリードに所属するイングランド代表のMFベリンガムが11月17日、「ゴールデンボーイ賞」に輝いた。
イタリア紙「トゥットスポルト」が主催する同賞は毎年、ヨーロッパのクラブに所属する21歳以下の最優秀選手に贈られる。ヨーロッパの著名メディアの記者50人の投票によって決まる同賞は今回が20回目。これまでにウェイン・ルーニー、リオネル・メッシ、キリアン・エムバペといった選手たちが受賞。2021年はペドリ、昨年はガビ(ともにバルセロナ)とスペインリーグのクラブから3年連続で選ばれた。これまでライバルチームのバルセロナが3度にわたって受賞してきた同賞をベリンガムはRマドリードの選手として初めて受賞した。
25人に絞られた最終投票で、ベリンガムは500点満点中、97%の485点を記録してシェシュコ(ライプチヒ)、ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)、ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド)、ヤマル(バルセロナ)、チームメイトのギュレルなどの候補者に大差をつけての選出となった。
「バーミンガム、ドルトムント、マドリード、僕のキャリアの一部だったみんなに感謝したい。彼らがいなければ不可能だった。そして毎日サポートやモチベーション、愛情をくれた家族にも感謝したい。この名誉ある賞とともにこれからも続けていきたい。ポテンシャルの限界まで頑張り続け、多くのトロフィーを手にできればいいね」と喜びを口にした。
20歳のベリンガムはドルトムントに所属した昨季、FIFAワールドカップ・カタール大会に出場して、ブンデスリーガでは年間最優秀選手賞に輝いた。そして、移籍金1億300万ユーロ(約159億6500万円)+最大30%の出来高払いでレアル・マドリードに加入した今季、公式戦14試合に出場して13得点3アシストを記録。そのうちスペインリーグでは10ゴールを決めて得点ランキングトップに立っている。
ヨーロッパのクラブでプレーする21歳以下の女子最優秀選手に贈られる「ゴールデンガール賞」には、Rマドリード所属のコロンビア女子代表、18歳のFWリンダ・カイセドが選ばれた。授賞式は12月4日にトリノで行われる。
10月には、フランス・フットボール誌主催のバロンドール授賞式で、21歳以下の最優秀選手に贈られる「コパ・トロフィー」も受賞していた。新たな勲章が加わったベリンガムだが、すでに、トレーディングカード界でもスタープレーヤーのひとりとして認められている。フィールド内外での快進撃で、さらにその価値はうなぎ上りで高まりそうだ。
トレカジャーナル編集部