「樋口久子・三菱電機レディスゴルフトーナメント」の最終日が10月29日、埼玉・武蔵丘GCで行われ、リ ハナ(韓国)が、逆転で初優勝を飾った。
高校卒業後に来日した22歳。日本でプロデビューし3年間、ステップ・アップ・ツアーから地道に培ってきた力が最後に発揮された。首位と5打差の8位から出て5バーディー、ボギーなしの67。通算9アンダーとし、山下美夢有、仁井優花と並んだが、プレーオフの1ホール目で勝負を決めた。
2オンして、7メートルにつけた。イーグルパットこそ決められなかったが、50センチのバーディーパットを難なく決め、ガッツポーズ。その笑顔は先週、日本ツアーを引退した「スマイル・キャンディ」こと、イ ボミを彷彿させた。
記者会見は日本語で対応。「うれしい。日本の皆さんは本当にやさしくて、ゴルフに集中してできた優勝」と感謝。将来の夢は「すっごい選手になりたい!」と、会見場も笑顔に包まれた。

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「どんなすごい方と一緒にプレーしても、まったく意識しない自信があります。過去2回、ステップ・アップ・ツアーでプレーオフを経験。その時も相手を意識しないで集中力を高めたら勝つことができた」
スーパーショットを連発し、ギャラリーからの拍手と歓声に観衆に笑顔を振りまく姿は、まさに「ネクスト・イ ボミ」「韓国にいる時から大好きで、イ ボミさんみたいな選手になりたかった」と、憧れ続けた韓国の先輩への思いを口にした。
「初優勝をクリアできて次はメルセデスランキング1位。そして米ツアーにも行きたい」と来季の目標に掲げた。エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」での優勝カードでも、表面と裏面もスマイル全開。EPOCH「2023 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS TOP PLAYERS」に先立って配布されたプロモーションカードでも、「いつも応援ありがとうございます💛」のインスク入りで、その表情はもちろん、笑顔である。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。