ロサンゼルス・ドジャースと10年契約を結んだ大谷翔平投手が12月15日、ドジャースタジアムで入団会見を行った。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では、ドジャースのユニホームに背番号17を着けた大谷のカードを早速、発行。大谷の「TOPPS NOW」では61,116枚の申し込みがあった。
ドジャーススタジアムのセンター後方にある広場に設置された会見場には、テレビカメラが50台以上、400人を超える報道陣や球団関係者が集まった。紺色のスーツに、この日のためにオーダーメードしたというブルーのネクタイ姿の大谷が登場。初めて「生で」ドジャースのホーム用の白いユニホームに袖を通し、会見に臨んだ。
「選手としての自分を信じてくれたドジャースのみなさんに感謝します。明確な勝利を目指すビジョン、豊富な歴史を持つドジャースの一員になることを心からうれしく思うと同時に興奮しています」と話した。
ドジャースを選んだ理由については「発表した前の日(12月8日)の夜に決断した。理由はこれが1つというわけではないが、ここでプレーしたいという気持ちに素直に従った」とこれまで通り、大谷が大きな決断をした際の言葉を繰り返した。
自身初のワールドシリーズ出場、そして、世界一については「優先順位は、いちばん上。勝つことが今の僕にとっていちばん大事なことだと思うし、優勝に欠かせなかったと言われる存在になれるよう全力で頑張りたい」と強い決意を口にした。
来季は打者に専念して、メジャー7年目の開幕を迎える。9月に受けた右ひじの手術からの復活についてはすでに素振りを始めているとして「キャンプで試合に入れる準備ができていれば開幕に十分、間に合うんじゃないか」と自信を見せた。
さらに、12月16日には、シーズンの最強打者へ贈られる「ハンク・アーロン賞」に日本人選手として初めて受賞。来季も指名打者での起用がメーンだが、この会見にも同席したデーブ・ロバーツ監督は大谷の外野手起用を示唆するなど、オフも話題に事欠かない。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」の入団会見カードには、61,116枚の申し込みがあった。2017年12月に発売されたエンゼルス入団会見の「TOPPS NOW」は17,323枚の申し込みだった。当然ながら、メジャーでの6年間の実績に基づいた来季への期待度と注目度がこの数字につながった。
ドジャースとの契約合意を伝える「TOPPS NOW」にはCGを使ったカードながら、初めてのドジャースユニホームのカードということもあり、107,541枚の申し込みがあった。この衝撃的な枚数には及ばないが、今回の61,116枚は大谷の「TOPPS NOW」の発行枚数では歴代2位になる。3位はWBC決勝でのマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)との対決カードの42,273枚、4位は2度目のMVP決定の際の愛犬とのツーショットカードの37,585枚、5位は2度目のMVP受賞を伝えるカードの32,540枚となっている。
なお、ハンク・アーロンさんについてはこちらで書かせていただいた。
⇒ ハンク・アーロンさんのRCが歴代2位の7000万円で落札! 大谷も候補の「ハンク・アーロン賞」の本塁打王!【Goldin Auctions Report】
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。