マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWジェイドン・サンチョが2023-24シーズン終了までドルトムントにレンタル移籍で復帰することが決まった。
このレンタル移籍に完全買い取りオプションは含まれていないという。ドルトムントはレンタル料として350万ユーロ(約5億5000万円)を支払い、さらにサンチョの出場数、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の勝ち進み状況や、CL出場権の獲得に応じて最大400万ユーロ(約6億4000万円)の出来高を支払うことになる。
23歳のサンチョは2017年にマンチェスター・シティの下部組織からドルトムントに移籍した。ドルトムントに在籍した4シーズンで137試合に出場し、50ゴール64アシストを記録。マンチェスターUでは2シーズンで79試合に出場し12ゴールに終わっていた。
「今日ロッカールームに入った時は『家に帰ってきた』ような気分だった。僕はクラブのことを隅から隅まで知っており、ここのファンとは常に親密な関係を築いていた。チームメートに再び会い、ピッチに出て笑顔でサッカーをし、ゴールを決め、CL出場権の獲得に貢献するのを待ちきれない」サンチョは2年半ぶりに復帰したドルトムントの公式サイトでコメントを発表した。
「ジェイドン(サンチョ)は絶対的な違いを持った選手で、近いうちに彼が黒と黄色のユニフォームを着て戻ってくるのを楽しみにしている」とドルトムントのセバスティアン・ケールSD。「彼はここ数か月間、公式戦に出場していないが、最高の調子を取り戻し、そのクオリティーを活かして我々の目標の達成に貢献してくれると確信している」と期待を口にした。
U-17イングランド代表として、2017年のFIFA U-17ワールドカップで優勝、同年のUEFA U-17欧州選手権では準優勝も最優秀選手に輝くなど、早くから注目を集めていた若きスターFWはトレーディングカードも人気が高い。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」でも早速、ドルトムント復帰カードが作られた。ケールSDが話したように、サンチョにはやっぱり、黒と黄色のユニホームがよく似合う。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。