ボルシアMGのFW福田師王が1月27日、ブンデスリーガで初出場を果たした。アウェーのレーバークーゼン戦に後半34分から出場しデビューを飾った。試合は0-0で引き分けた。
背番号49がピッチに立った。2トツプのひとりとして最前線で相手ボールを追った。後半44分に敵陣左サイドでハイボールを頭で折り返した。後半45分には味方の縦パスから最終ラインの背後へ。シュートはできなかったがコーナーキックを獲得した。
ロスタイムを含めた約15分間の出場でスプリントは6回と全力疾走。最後まで集中を切らすことなく、首位チーム相手に勝ち点1を得た。
19歳の福田は昨年1月に鹿児島・神村学園高から加入し、今年1月にセカンドチームからトップチームに昇格。10代の日本選手がブンデスリーガでデビューするのは、2011-12年に19歳だったFW宇佐美貴史(バイエルン・ミュンヘン)、2014-15年に18歳だったMF丸岡満(ドルトムント)に次いで3人目。
アジアカップのため、チームを離れている先輩の日本代表DF板倉滉が自身のSNSで「Congratulations(おめでとう)」と送ると、福田は「ありがとうございます。こうくんが帰ってくる前にもっと成長しときます」と答えた。
宇佐美と丸岡は10代での得点はなかっただけに、福田にはブンデスリーガ初となる日本人選手10代ゴールに期待が集まる。それでも、期待のルーキーのデビューだけに、ゴールはなくても、TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」が反応。福田にとっての「TOPPS NOW」デビューとなるカードの受注受付がスタートした。福田の今後だけでなく、抽選で1of1を含めたパラレルカードも当たる楽しみな1枚になった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。