米女子プロゴルフ(LPGA)の今季開幕戦「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」の最終日が1月21日、米国フロリダ州レイクノナG&CCで行われ、第2日から首位を守ったリディア・コ(ニュージーランド)が4バーディ、2ボギーの「70」で、通算14アンダーとして優勝。2位のアレクサ・パノ(米国)に2打差をつけて、ツアー20勝目を挙げた。
日本からは3名が出場し、初日は単独首位に立った古江彩佳(富士通)が日本人最高は4位タイに入った。2、3日目とスコアを落として最終日での巻き返しを狙い、最終日は4バーディ、3ボギーで「71」をマーク。通算8アンダーで優勝したリディア・コに6打差と迫る健闘を見せた。
最終18番では強い向かい風が吹く中、ピンを果敢に狙いバーディを奪取。本人も「ベストショット」と自画自賛する一打となった。試合終了後のTVインタビューに「自分の去年の調子を維持しながらうまくシーズンに臨めた」と話した。
LPGAツアー3年目を迎える古江だが、今回の苦しい展開から4位でフィニッシュしたことで、確実な力をつけていることを開幕戦で証明した。パリ五輪出場も目標としており、日本代表が選出される6月までのツアー前半戦で結果を残したい。米国・フロリダ州ブレーデントンCCで次週開催される「LPGAドライブオン選手権」に古江は出場するが、この好調をキープして優勝を勝ち取れるかがカギとなる。
今季からLPGAツアーでデビューした稲見萌寧(Rakuten)は、1バーディ、1ボギーの「72」で通算イーブンパーの19位、畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は1バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「76」で通算1オーバーの22位だった。
始まったばかりの2024シーズン、これからの日本人選手の活躍に期待が高まるが、JLPGAツアーも、それをカードにするエポック社の女子ゴルフカード、オンデマンドカード「EPOCH-ONE」も待ち遠しい。JLPGA開幕戦は2月29日~3月3日に琉球ゴルフ倶楽部で開催される「第37回代金オーキッドレディスゴルフトーナメント」になる。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。