メジャーリーグ・サッカー(MLS)が2月21日に開幕した。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」のMLSも第1弾の発注をスタート。昨季は1枚も「TOPPS NOW」にはならなかったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)のカードが2枚も同時に発売された。
インテル・マイアミは2月21日、レアル・ソルトレイクと対戦し、2-0で勝利した。マイアミは39分、メッシのスルーパスに反応したMFロベルトゥ・タユロルが右足でゴール左隅下に強烈なシュートを決め先制した。
メッシは25日には今季初ゴールを決めた。インテル・マイアミはロサンゼルス・ギャラクシーと対戦。75分にデヤン・ヨベリッチに先制ゴールを許したが92分、左サイドのジョルディ・アルバとのコンビネーションからメッシが左足アウトサイドのシュートで同点。1‐1で引き分けた。
ロサンゼルス・ギャラクシーには吉田麻也、山根視来が所属しているが、目の前で同点弾を決められたふたりは失点後、悔しさを露わにしていた。
MLS加入2シーズン目の開幕から2試合で存在感を示したメッシだが「TOPPS NOW」でも劇的な変化を起こした。今回、発注がスタートした第1弾は9種類。そのうち、2枚がメッシのアシスト、今季初ゴール。さらには21日の開幕戦で2点目のゴールを決めたディエゴ・ゴメスのカードにゴメスを祝福するチームメートのひとりとしてメッシが写り込んだ。9種類のうち、3枚にメッシが登場。「ハットトリック」を達成した。
MLSはTOPPS社とトレーディングカード制作・販売の独占契約を結んでいるため、メッシカードの量産が期待されたが、加入1年目の昨季は「TOPPS NOW」はなし。パック・ボックス商品の「2023 TOPPS MLS」でスペシャルカードとして収録。続く「2023 TOPPS MLS CHROME」でレギュラーカード、インサートカードなどが多数、封入された。その経緯があっただけに驚きの「TOPPS NOW」での「ハットトリック」となった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。