プロ野球カードのド定番ともいえるBBM「ルーキーエディション」が発売されました。育成契約選手も含め、2024年にNPBに入団したすべての新人がトレーディングカードになった「ルーキーエディション」。その中から、トレカ的にもブレークしそうな、私の推しルーキーを選んでみました。
【阪神】
☆山田修也内野手(ドラフト3位=仙台育英高)
高1春から遊撃手のレギュラーとなり、2年夏の甲子園で打率.364をマークし優勝。3年春のセンバツは8強、3年夏は準優勝とアルプススタンドを沸かせた。甲子園では通算14試合で打率.254、5打点。3年時にはU-18ワールドカップにも出場し2番打者として9試合に出場。高校日本代表を初優勝に導いた
【広島東洋】
☆常廣羽也斗投手(ドラフト1位=青学大)
東都大学リーグで春秋連覇、大学選手権Vを達成した「大学三冠」のエース。リーグ戦は通算33試合で8勝4敗、防御率1.64。MAX155キロの直球で116三振を奪った。4年秋には2季連続の優勝に貢献し最優秀投手。昨年の大学選手権、神宮大会で先発して3勝、防御率1.13。大学選手権では明大を完封するなど優勝の原動力となりMVPと最優秀投手賞に
【横浜DeNA】
☆度会隆輝外野手(ドラフト1位=ENEOS)
2023年のドラフトでは「社会人ナンバーワン外野手」と評価されドラゴンズ、マリーンズからも1位指名を受けた。2022年の都市対抗では打率.429、4本塁打、11打点を記録しチームの優勝に貢献。打撃賞、MVPにあたる橋戸賞、新人賞にあたる若獅子賞に。父・博文さんはスワローズで代打の切り札として活躍。背番号は父と同じ「4」に
【巨人】
☆佐々木俊輔外野手(ドラフト3位=日立)
2022年の都市対抗、日本選手権に出場し通算打率は.364。日本選手権では京セラドーム大阪のバックスクリーンへアーチをかけた。50メートル6秒の俊足、遠投110メートルの強肩でも魅せる。「将来的にトリプルスリーも狙える」というスカウト評。春季キャンプでは初日に岡本、村上(スワローズ)に匹敵する打球速度170キロを計測
【東京ヤクルト】
☆西舘昂汰投手(ドラフト1位=専大)
投げっぷりのよさが魅力の本格派右腕。東都大学リーグ二部で通算36試合に投げ11勝6敗、防御率1.69。3年秋には優勝に貢献し最優秀投手に。4年秋は自己最速の152キロを計測し、2完封を含む3完投で3勝。初のベストナインに選出されラストシーズンを飾った。12球団ワーストのチーム防御率に苦しんだ投手陣に新風を吹かせる
【中日】
☆辻本倫太郎内野手(ドラフト3位=仙台大)
華麗な遊撃守備で目標はゴールデングラブ賞と2000安打。仙台六大学リーグでは通算67試合で打率.277、2本の満塁弾を含む5本塁打、48打点。3年春、4年春にはベストナイン、4年秋には打点王に。神宮大会、大学選手権では5試合で打率.389と大舞台に強い。3年時のハーレム大会、4年時の日米大学野球では日本代表に招集された
【オリックス】
☆横山聖哉内野手(ドラフト1位=上田西高)
☆河内康介投手(ドラフト2位=聖カタリナ学園高)
☆東松快征投手(ドラフト3位=享栄高)
☆堀柊那捕手(ドラフト4位=報徳学園)
高校1年秋から背番号2を背負い、司令塔として2年秋の近畿大会で準優勝、3年春のセンバツでも準優勝にチームを導いた。甲子園では二盗も刺し、5試合で打率.400。高校通算14本塁打。二塁送球は1秒81。遊撃から転向し、ミットさばき、フットワークも軽快。イチロー、山本由伸と同じ「出世順位」4位指名のスター誕生を目指す
【千葉ロッテ】
☆早坂響投手(ドラフト4位=幕張総合高)
高2秋に控え捕手から投手に転向し、MAX151キロの剛腕に成長した。高速スライダー、カットボールも武器で、高3夏の千葉県大会では4試合、34イニングを投げ抜いた。千葉・松戸市出身で、小学生時代はファンクラブに入会、高校はZOZNOマリンから2キロ。入団会見で自分の名前が入ったユニホームに感激。「地元の星」を目指す
【福岡ソフトバンク】
☆前田悠伍投手(ドラフト1位=大阪桐蔭高)
昨年のドラフトでは高校生ナンバーワン左腕として、ファイターズ、ゴールデンイーグルスも1位指名。MAX148キロの直球とチェンジアップが武器。甲子園では2年春に優勝、2年夏に8強、3年春に4強。通算8試合で防御率1.23。44イニングで64三振を奪った。昨年のU-18W杯にも招集され、3試合に先発し防御率0.54で胴上げ投手に
【東北楽天】
☆坂井陽翔投手(投手ドラフト2位=滝川二高)
潜在能力の高さとのびしろを感じさせる大器。同じ兵庫出身でチームの先輩になる田中将大に憧れる。力強さを感じる投球フォームからの角度のあるMAX149キロの直球から「田中将大2世」と評するスカウトも。1年秋からエースとなり、3年夏は兵庫県大会でベスト4。高校入学後に外野手から本格的に投手に転向し、球速は20キロ以上アップ
【埼玉西武】
☆武内夏暉投手(ドラフト1位=国学院大)
MAX153キロの直球、スライダー、フォークボールで東都大学リーグ通算14勝7敗、防御率1.58。2年秋から5季で162奪三振。4勝した3年秋にMVP、5勝と防御率1位の4年秋にはベストナインに。日米大学野球に招集され1勝1セーブで優勝に貢献。背番号は東尾修、渡辺智男、担当の十亀剣スカウトら歴代ドラフト1位投手が着けた「21」に
【北海道日本ハム】
☆進藤勇也捕手(ドラフト2位=上武大)
大学日本代表の司令塔は、関甲新リーグで通算打率.301、8本塁打、44打点。2年春には本塁打王、打点王と最多安打を記録するなど3度のベストナインに。2年の大学選手権では打率.417を残し満塁本塁打も。筑陽学園高ではヤクルト1位指名の西舘昂汰(専大)とバッテリーを組み、3年春夏に甲子園出場。夏は1試合で二盗を2度、阻止
オリックスは1位の横山から4位の堀まで魅力いっぱい。「ルーキーエディション」だけでなく、バファローズはBBMの「チームリミテッド」やエポックの「ROOKIE & Stars」は買い、だと思います。ルーキー全体で見ると、度会隆輝、前田悠伍、そして、その堀の3人は要チェックです。
◆玉川裕也(MINT千葉店長)
MINT千葉に移籍して4か月。阪神タイガースを愛する。中学まで野球部に所属し、NPBの知識はMINT内でもトップクラス。(by Cove)