レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が3月2日、ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナでのデンバー・ナゲッツ戦でNBA通算40,000得点を達成した。
キングは、通算39,991得点で、通算1475試合目のコートに登場。第1クオーター(Q)の残り6分20秒で速攻からアンソニー・デイビスのアシストで、レイアップシュートを決めて、この試合の初得点。残り5分17秒には左コーナーからニコラ・ヨキッチの頭上を越える3ポイントを沈めた。
「その時」は第2Qに訪れた。開始早々にディアンジェロ・ラッセルからのアシストを受けてレイアップ。残り10分39秒でドライブインからのレイアップシュートで金字塔に到達した。本拠地は大歓声に包まれた。
残り9分16秒のタイムアウトでは場内でレブロン偉業を振り返るビデオトリビュートが流されて、ファンは総立ちになってレブロンを祝福した。
この試合でレブロンがチームトップの26得点をマークして、NBA通算40,017得点とした。チームは114-124で敗れて、レブロンの偉業に花を添えられなかったが、スタンドはまるで試合に勝ったような余韻に浸った。
身長2メートル6のスモールフォワードでアシスト能力も高いオールラウンダーは、2003年にNBAデビュー。4度のNBAチャンピオン、4度のNBAファイナルMVP、4度のNBA最優秀選手賞、NBA通算得点歴代1位、20年連続NBAオールスター、19年連続オールNBAチーム選出。在籍した全てのチームを優勝に導き、NBA史上唯一の異なる3チームでNBAファイナルMVPを受賞した。
この偉業に即座に反応したのはTOPPS社。親会社のFANATICS社が1月にレブロンとトレーディングカードの制作・販売に関する独占契約を結んだばかり。NBAとは契約していないため、レイカーズのロゴマークなしのイラストカードをオンデマンドカード「TOPPS NOW」によって、期間限定で発売した。
そうなると、NBAとトレカの契約を結んでいるPANINI社も黙ってはいないだろう。昨年2月7日のサンダー戦でカリーム・アブドゥルジャバー(元バックス&レイカーズ)が1969年から1988年シーズンまでの1560試合で樹立した3,8387得点のNBA歴代最多記録を更新した。この時もオンデマンドカード「PANINI INSTANT」で期間限定のカードを作り、祝福した。いずれは、今回の40,000得点のカードも出るはずだ。
追記)PANINI社は3月6日、間もなく発売予定として、レブロンの40,000得点の「PANINI INSTANT」を発表した。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。