FORMULA 1(F1)開幕戦バーレーンGPは3月2日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝し、4連覇へスタートを切った。チームもセルヒオ・ペレスが2位に入り、ワンツーフィニッシュを達成した。
世界王者の圧勝だった。同僚のペレスに22秒5差をつけた。ポールポジションから出て、最初のコーナーでのシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抑えてトップを守ると、そこからは一人旅だった。
前日には33回目のポールポジションを獲得しており、最速ラップと優勝を手に入れたことで、これでキャリア12回目の「ハットトリック」を達成。22回のミハエル・シューマッハ、19回のルイス・ハミルトンに次ぐ歴代単独3位となった。GPはこれで8連勝、通算では55勝目、表彰台フィニッシュは99回目となった。
「信じられない。きょうは期待以上だったと思うし、スピードもかなり出ていた。運転していてとても楽しくて、トラブルもなかった。1年のいいスタートだし、これ以上は望めない」とフェルスタッペンは話した。
角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ)は14位だった。
開幕戦に合わせTOPPS社からは「2023 TOPPS CHROME FORMULA 1」が発売された。今回の目玉は昨年、F2からF1に「昇格」したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。F1ドライバーとしてのルーキーカードが封入された。21世紀生まれ初のF1ドライバーは2023年は97ポイントで総合9位に。参戦2年目の開幕戦で57周を完走し8位に入賞した。
「いいレースができたと感じている。これから訪れるサーキットで何が待っているのか、それを知りたくてワクワクしているし、このあとのレースで僕らがどこまで行けるか、楽しみにしている」とピアストリは手ごたえを口にした。
さらに、今回からは待望のレジェンドカードが収録された。
#196 アラン・プロスト
#197 ナイジェル・マンセル
#198 アイルトン・セナ
#199 ミハエル・シューマッハ
#200 デビッド・クルサード
の5人で、オールドファンにはもちろん、若いファン、コレクターにも人気のレジェンドをカード化。パラレル版もあり、早くも市場価格を上げている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。