UPPER DECK「2023-24 NHL Series 2」が日本でも発売され、人気ルーキーのコナー・ベダード(シカゴ・ブラックホークス)のルーキーカードが収録されていることもあり、注目を集めている。
そのNHLに、新たなスター新人が登場した。マット・レンペ(ニューヨーク・レンジャーズ)は2月18日、対ニューヨーク・アイランダース戦でデビュー。今季絶望の故障を負ったブレーク・ウィーラーに代わり、AHLハートフォード・ウルフパックから招集された。 ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムに出場し、屋外ゲームでデビューした初のルーキーとなった。この日は父親の命日でもあった。
身長201センチの大型センターの人気の理由は、そのプレースタイルと、対照的な素顔だ、という。3月11日現在、10試合に出場し1ゴール、1アシストもパワープレーは豪快で、激しいチェック(時として暴走してしまうこともあるが)で「荒くれ者」とさえ呼ばれる。だが、リンクを離れれば、SNSはせず、趣味のファンタジー小説を中心にした読書に没頭。いつも素朴な笑顔を欠かせない。
公式ショップではTシャツやジャージーの売り上げも早くもトップクラスで「レンペマニア」という言葉もできたそうだ。
UPPER DECK社の人気サブセット「YOUNG GUNS」へのレンペの登場は来年の「2024-25 NHL Series 1」になるが、すでにTOPPS社のオンデマンドカード(ステッカー)「TOPPS NOW」ではデビュー戦のステッカーが限定発売ずみ。1419件の申し込みがあった。
日本でもファンやカードコレクターが増えているNHL。レンペのカードからも目が離せなくなってきた。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。