「EPOCH 2024 東京ヤクルトスワローズ PREMIER EDITION ベースボールカード」が4月20日、発売された。人気チームの、エポック社の定番ブランドだが、今年はとくに、レアなサインカードが目白押しだ。
マスコットのつば九郎は、人気のフリップボード芸をカード化した「TSUBAKUROU’S FLIP」で縦型と横型を収録。フリップに書かれた文字はつば九郎の直筆で、究極のインスクリプションカードと言えそうだ。
つば九郎は、中日のマスコット・ドアラとのコラボサインカード「MASCOT COMBO AUTOGRAPHS」もある。球団横断企画として今後、中日のボックス商品につば九郎とのコラボサインカードが封入される予定だ。
球団横断の企画では、スワローズOBの度会博文さんと、息子で横浜DeNAべイスターズのドラフト1位ルーキー・度会隆輝外野手のコラボサインカードは異例。開幕からエンジン全開で、早くも新人王の呼び声が高い度会はトレーディングカードでも新人ではトップクラスの人気を誇る。父と同じ背番号4を背負う度会だが、今回のコンボサインはその背番号にちなみ、4枚限定、という。こちらも今後、横浜DeNAのボックス商品に度会親子のコラボサインカードが封入される予定となっている。
直筆サインカード「AUTHENTIC AUTOGRAPH」「STAR AUTOGRAPH」には、レアな写真を使用したカードが収録された。1枚は村上宗隆内野手が、スワローズの応援の必須アイテムであるビニール傘をさしている。今回の「AUTHENTIC AUTOGRAPH」「STAR AUTOGRAPH」にはワンポイントで、ビニール傘をデザインしたマークが入っている。
そして、小川泰弘投手は投球シーンではなく、打席での珍しいバントのシーンがカードになった。小川のバントといえば、その高い構えが以前から話題になっているが、まさかのカード化。村上の傘カードとともに、写真をセレクトした、エポック社の制作担当者に拍手を送りたい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。