筒香嘉智外野手が4月18日、横浜DeNAベイスターズ入団記者会見を行った。会場となった横浜スタジアムには入場無料で多くのファンが集まり、5年ぶりの復帰を歓迎した。エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では筒香(2-2-5)に合わせ翌19日午後2時25分に受注をスタートした。
筒香は応援団から在籍した19年まで使われた応援歌をバックにステージに登場した。
米球界からのNPB復帰の際には数球団からオファーがあった、という。それでも古巣を選んだ理由について「僕は常に野球がうまくなる方を選択してきたつもりです。毎日練習している中でいろいろ考えて行く中で、やはりベイスターズで優勝したいという思いが日本でプレーするモチベーションとなりました」と明かした。
ベイスターズは2019年オフのMLB挑戦を表明すると同時に「日本でプレーすることになったらベイスターズに戻ってきてほしい」と伝えた。今年3月にジャイアンツを退団になった際も「その気持ちは今に至るまで変わっておりません」と声明を出し、主砲にラブコールを送り続けてきた。
筒香は4月16日の午後2時25分に入団が正式発表された。3年契約で2年目までは推定年俸3億円、3年目からは変動制。背番号は空き番号になっていたかつての「25」に決まった。
2009年に横浜高からドラフト1位で横浜に入団。16年には本塁打と打点の2冠王に輝いた。キャプテンも務め、チームの顔に、WBCにも出場しNPBを代表する4番打者になった。19年オフにポスティングシステムを利用してレイズに移籍。21年シーズン途中からドジャース、パイレーツなどメジャー、マイナー、独立リーグを含む7球団を渡り歩いた。今季はジャイアンツとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加したが、3月21日に退団となっていた。
2018年にスタートした「エポワン」だが、ベイスターズのカードは20年から発売されたため、今回の入団会見カードは筒香にとって初の「エポワン」になる。午後2時25分に発売された、筒香の「エポワン」は、ファンとカードコレクターからの期待と思いを代弁した、エポック社からのエールでもある。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。