ドジャース・大谷翔平投手が4月12日、対パドレス戦でメジャー通算175本目となる今季4号ソロ。松井秀喜さんの持つ日本人メジャーリーガー最多本塁打記録に並んだ。732試合目での達成となり、松井氏の1205試合目を大きく上回るペースとなった。
初回1死、先発右腕・キングの2球目。カウント1-0からの2球目の95.4マイル(約153.5キロ)直球を振り抜くと、打球は本拠地ドジャースタジアムの中堅左に飛び込んだ。打球速度は107.3マイル(約172.7キロ)、打球角度は25度で、飛距離は403フィート(約123メートル)だった。
ドジャースでプレーした日本人選手の最多本塁打は、投手として45勝をマークした野茂英雄さんの4本。日本人メジャーリーガー最多本塁打と共に、ドジャースの日本人選手としての最多本塁打数にも並んだ。
「個人的にもうれしいですし、日本の野球界にとっても大きいことだと思う」と大谷は偉大なる先輩に敬意を払い、振り返った。
5回にはMLB通算704本目の安打となる二塁打を放ち、日米通算1000安打もマークした。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では早速、大谷と松井さんのコンボカードを発売した。
松井さんのMLB最後=現役最後の本塁打カードは「松井ホームランカード」にある。TOPPS社の1枚はレイズ時代の2012年6月1日、対オリオールズ戦での2ランだった。松井さんの通算175本塁打とともに、「松井ホームランカード」も偉業として見直された。
【日本人メジャーリーガー通算本塁打ベスト10】(4月13日時点)
1位 大谷翔平:175本(エンゼルス→現ドジャース)
1位 松井秀喜:175本(ヤンキース→エンゼルス→アスレチックス→レイズ)
3位 イチロー:117本(マリナーズ→ヤンキース→マーリンズ→マリナーズ)
4位 城島健司:48本(マリナーズ)
5位 井口資仁:44本(ホワイトソックス→フィリーズ→パドレス→フィリーズ)
6位 福留孝介:42本(カブス→インディアンス→ホワイトソックス)
7位 鈴木誠也:36本(現カブス)
8位 青木宣親:33本(ブルワーズ→ロイヤルズ→ジャイアンツ→マリナーズ→アストロズ→ブルージェイズ→メッツ→現ヤクルト)
9位 松井稼頭央:32本(メッツ→ロッキーズ→アストロズ)
10位 新庄剛志:20本(メッツ→ジャイアンツ→メッツ)
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。