「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」の最終日が4月28日、千葉県市原市・浜野ゴルフクラブで行われ、天本ハルカ(フリー)が大会記録となる通算19アンダーでツアー初優勝を飾った。天本は1998年度生まれの黄金世代では、15人目の優勝者となった。
尾関彩美悠(JFEスチール)、佐久間朱莉(大東建託)と並んで、首位でスタートした。天本にとって初めての最終日最終組。3番でバーディーを奪い、8番から5連続バーディーと続けると、2位に4打差をつけて単独首位に躍り出た。2打差リードで迎えた最終18番も攻めのゴルフで優勝を決めた。全体的にハイスコアな試合で、競り合った混戦を制した。
天本はJLPGAの公式SNSで「今週はたくさんバーディーをとって優勝することができました。来週からもたくさん攻めるゴルフをして、2勝目、3勝目と目指して頑張っていきますので応援よろしくお願いします」とファンへ向けたメッセージを届けた。
ゴルフでは珍しく、優勝スピーチに原稿を用意していた、という。「優勝するイメージを開幕戦から持ち続けてスピーチ原稿を事前に用意していました。優勝してこれを読むんだと思ってプレーしていました」と語った。
天本は、宮里藍(サントリー)に憧れて7歳でゴルフを始めると、「キング・オブ・スイング」と呼ばれる伊澤利光に師事。ジュニア時代に県大会優勝や九州エリアでも上位に入賞して頭角を現し、2019年には日本地区予選会を突破して「全米女子オープン」に出場。その後、2021年に5度目のプロテスト受験で合格を掴み取った。
初のシード権を得て挑む2024年シーズンは、9試合に出場してトップ10入りが7回。これはツアー全体で1位の記録だ。プロテスト合格を機に、多くの人に覚えてもらえるようにと本名の「天本遥香」から「天本ハルカ」に登録名を変更。ジュニアゴルファーからも人気が高い。
またもや誕生した女子ゴルフ界のニューヒロイン。エポック社からは2022年「ROOKIES & WINNERS」と「TOP PLAYERS」の2大ブランドにルーキーカードが収録されたほか、2023年「TOP PLAYERS」にも直筆サインカードが封入された。同社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」の天本の優勝カードも待ち遠しい。カードを観る人も思わず微笑んでしまうような、満面の笑顔で喜びを表現する1枚になるだろう。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。