6月1日に発売予定の「EPOCH 2024 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS ROOKIES & WINNERS」が早くも話題を呼んでいる。
JLPGA公式カードを制作・販売し、女子ゴルフカードのパイオニアとなったエポック社では2022年から新人選手と前年のツアー優勝者を中心にした「ROOKIES & WINNERS」と、ランキング上位選手を中心にした「TOP PLAYERS」の2ブランドを展開。どちらかと言えば、TOPPS社の「BOWMAN」的な将来的に価値が出ることを期待して収集することがメーンだった「ROOKIES & WINNERS」が今年は3人のルーキーを収録したことで発売前から注目を集めることになった。
馬場咲希(サントリー)は17歳だった2022年の全米女子アマで服部道子以来となる37年ぶりの日本人選手Vを果たした。昨年のプロテストでは2位で合格。175センチの長身で飛距離が自慢。さらに、アプローチでは巧さが光る。
ルーキーイヤーの今季は米女子下部ツアーを主戦場にするが、開幕戦では14位に入った。JLPGAツアーでのプレーを早く見たいところだが、まずは初カードとなるRC(ルーキーカード)で我慢するファンやカードコレクターが多いようだ。
清本美波(ジェイテクト)はまだ、18歳の高校生3年生だった昨年、プロテストにトップ合格し「女子高生ゴルファー」として脚光を浴びた。JLPGAのHPには自己PRとして「ショートゲームとドライバーの精度には自信があります」と言い切る。
今季は3試合に出場。そのプレーぶりとともに、くっきりとした目元のかわいらしさから、試合会場でも多くのギャラリーの注目の的になっている。
宋ガウン(佳銀=MGセマウル金庫)はKLPGA(韓国女子プロゴルフ)ツアーで2勝をあげている23歳。昨年のJLPGAプロテストで8位タイで一発合格。JLPGAツアーに出場できる権利をかけたQTファイナルではトップになり、今季の開幕戦では8位に。いきなり、実力を見せた。
身長161センチとけっして、大きくはないが、ティショットの精度が高く、ミドルアイアンが得意、という。
そして、何より、そのスマイルで、KLPGAの顔ともいえる「広報モデル」にも選出された。日本のゴルフファンは昨年、引退した「スマイル・キャンディ」こと、イ・ボミさん2世として期待してしまう存在だ。
この3人を含めた21人のルーキーを収録した「EPOCH 2024 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS ROOKIES & WINNERS」は、これまでとデザインを一新して「POP」さ、「可愛らしさ」を前面に出している。
さらに、「スペシャルインサートカード」も充実した。直筆サインカードの「オーセンティックオートグラフカード」には縦版、横版とともにホログラム仕様のパラレル版も存在。メモラビリアカードも通常の「メモラビリアカード」に加え、新たにジャージーを大きく裁断しはさみ込んだ「HEROINE メモラビリアカード」も登場する。
馬場、清本、宋のサインカード、メモラビリアカードが待ちきれない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。