大谷翔平選手(ドジャース)が5月27日、遠征先のニューヨークで取材に応じ、2026年に予定されている次回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について「選んでもらえるように、トップ層にまずはしっかりと居続けることが大事」と話し、出場に改めて意欲を示した。
大谷は初出場した昨年3月のWBCで投打に活躍し、日本代表侍ジャパンを優勝に導いて最優秀選手(MVP)に輝いた。大会後にも次回大会への意気込みを話していたが、気持ちは変わっていないとし「(出たいと)今のところは思っている」と明かした。
移籍1年目の今季はトミー・ジョン手術の影響で、打者に専念。開幕直後にグラウンド以外でトラブルに見舞われたが、バットではさすがの結果を残している。「メンタルがプレーに影響するとは思っていない。しっかりした技術さえあればどんなメンタルでも打てると思っている。グラウンドでやるべきことは切り替えてやりたい」とした。
この日の大谷の発言で、ドレーディングカード界もあたらめて色めきだった。MLBのスター選手が出身国の代表チームに参戦し、そして、大谷の活躍、侍ジャパンの優勝で、大いに盛り上がったWBCだが、次々にWBCカードのセットや、レギュラー商品にカードが封入され、高い市場価格で取引された。
2026年の次回大会では、準決勝で日本に敗れた米国もさらなるスーパースターを招集して雪辱を狙ってくる。大谷は投手としての出場も期待できる。前回以上に盛り上がるのは必至な状況だけに、トレカ界も黙って指をくわえていることはないだろう。
大谷の発言で、再び、ゴングが鳴らされた。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。