バレーボールのネーションズリーグ6月23日、タイで女子の決勝が行われ、日本はイタリアにセットカウント1-3で敗れて準優勝となった。
日本は開始直後から平均身長で上回るイタリアに攻守で圧倒され、第1セットと第2セットをいずれも17-25で失った。
それでも第3セットは競り合いに持ち込み、エースの古賀紗理那や途中出場の井上愛里沙がバックアタックを効果的に使って得点を重ね、25-21で奪い返した。
第4セットはリードされる苦しい展開となるなか、準決勝のブラジル戦でチームトップの得点をあげたチーム最年少、22歳の和田由紀子が立て続けにスパイクを決めて追い上げ。だが、最後は古賀が相手のブロックにあって20-25で押し切られ、セットカウント1-3で敗れた。
主将の古賀は「日本は他のチームに比べて身長が小さいが、そういうチームがこういう舞台(決勝)に立てたということを本当に誇りに思っている。今大会はサーブがいいときは日本のペースでプレーできていたのでそれを強みにしつつ、より精度高く、細かいところまでチームで話しながらオリンピックに向けてやっていきたい。しっかりと自信を持って戦っていけるようにチームとしてまた強くなっていきたい」と話した。
女子日本代表はこの大会の予選ラウンドで6大会連続の五輪出場を決めた。五輪の前哨戦でもあるこの大会を通じて世界ランキング上位のトルコやブラジルから勝利をおさめるなど、チームとしての成長を見せ、パリ五輪でのメダル獲得に期待を膨らませる戦いを繰り広げた。
9月に発売予定のプロデュース216「バレーボール女子日本代表 2024 トレーディングカード」の予約も間もなく、MINTモールなどでスタートする。こちらも期待大である。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。