日本バレーボール協会(JVA)は6月24日、パリオリンピック(五輪)に出場する男子日本代表の内定メンバー12人とリザーブメンバー1人を発表した。
イタリアリーグのセリエAで活躍するエースで主将の石川祐希主将をはじめ、高橋藍、西田有志らが順当に名を連ねた。
石川と高橋は協会を通じてコメントを発表。「僕自身2回目のオリンピックで、有観客で開催されるオリンピックは初めてなので非常に楽しみです。この12人以外にも一緒に練習してきた仲間や支えてくださる方の思いをすべて受け止め、結果を出す。メダルを獲る。その覚悟を持ってオリンピックに臨みます。パリオリンピックでは金メダルを獲ることが最大の目標です。その目標を達成するために東京オリンピック後からそれぞれたくさんの経験を積んできました。今のチームの強みはその経験値と個人でも戦えるところです。ここからの時間が非常に大事なので、常にメダルを獲ることを考えて本気でスタッフ含め選手全員で練習していけるか。残りの1か月でどれだけ内容の濃い練習を継続してできるかが重要なので、そこを意識していきたいです」と石川。「選ばれたことを非常にうれしく思います。その自覚と責任を持ち、メダル獲得に向けて頑張りたいです。本大会までの期間、コンディションを整え、気持ちをオリンピックに向けて作っていきたいと思います。目標はメダル獲得です」と高橋もコメントした。
開催国フランス出身のフィリプ・ブラン監督は「選手選考は非常に難しかった。われわれはこのメンバーでメダルを取るために常に突き進むことを誓い、パリオリンピック後にすべての人が私たちの戦いに誇りを持ってくれるように戦っていきたい」と話した。ブラン監督の下、史上最強と呼ばれるメンバーで1972年のミュンヘン大会の金以来52年ぶりのメダル獲得を目指す。
【パリ五輪バレーボール日本男子代表】
▶セッター
深津旭弘(36=東京GB)
関田誠大(30=ジェイテクト)
▶オポジット
西田有志(24=大阪ブルテオン)
宮浦健人(25=ジェイテクト)
▶アウトサイドヒッター
大塚達宣(23=ミラノ)
高橋藍(22=サントリー)
石川祐希(28=ペルージャ)
甲斐優斗(20=専大)
▶ミドルブロッカー
小野寺太志(28=サントリー)
山内晶大(30=大阪ブルテオン)
高橋健太郎(29=ジェイテクト)
▶リベロ
山本智大(29=大阪ブルテオン)
▶リザーブメンバー
富田将馬(27=大阪ブルテオン)
※所属は24-25年シーズン
日本は24日までに終了した国際大会ネーションズリーグ(VNL)の予選ラウンド(R)で世界ランキング2位に浮上。出場12チームが4チームずつ3組に分かれる五輪1次リーグ抽選はポーランド・ウッジで26日(日本時間27日)に行われ、日本は上位国との対戦がない第1ポット(P)に入ることが確定している。
今後は、27日からウッジで行われるVNLファイナルRに出場。7月9~13日の国内合宿、同14~22日のポーランド合宿を経て、同27日開幕の五輪へ臨む。
MINTモールでは8月に発売予定のプロデュース216「バレーボール男子日本代表 2024 トレーディングカード」の予約を受け付けている。
【収録選手】
西田有志
小野寺太志
深津旭弘
宮浦健人
大塚達宣
山内晶大
高梨健太
関田誠大
髙橋健太郎
富田将馬
髙橋藍
小川智大
石川祐希
甲斐優斗
西山大翔
山本智大
エバデダンラリー
高橋慶帆
山本龍
新井雄大
「史上最強」メンバーはトレーディングカードも「史上最強」になりそうだ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。