1999年に米野球殿堂入りしたオーランド・セペダ氏が天国へ旅立った。MLB公式サイトなど米メディアが6月28日、伝えた。86歳だった。
セペダ氏は1958年にジャイアンツでメジャーデビュー。満票でナ・リーグ新人王に輝いた。1967年にはカージナルスで、満票のナ・リーグMVPを受賞。ワールドシリーズ制覇に貢献した。
「チャチャ」、「ベビー・ブル」などの愛称で親しまれた。一塁を守り、現役ラストイヤーの73年にはレッドソックスで「初代」最優秀指名打者賞(現エドガー・マルティネス賞)に輝いた。通算打率.297、379本塁打をマーク。現役17シーズンでオールスターに11度出場した。
ブレーブス、アスレチックス、レッドソックス、ロイヤルズにも所属した。ジャイアンツでは、先日、天国へ旅立ったW・メイズ氏とともに活躍。1960年には日米野球で来日したこともある。背番号「30」は永久欠番となった。
ジャイアンツはサンフランシスコで行われた対ドジャース戦の5回終了後にセペダ氏を追悼した。試合中に訃報が明らかになり、ジャイアンツは声明を発表。ニディア夫人は「愛する人たちに囲まれ、好きだった音楽の中、安らかに旅立ちました」と明かした。
セペダさんのトレーディングカードはジャイアンツ時代のものを中心に多く、作られた。直筆サインカードには美しいサインが綴られている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。