米大リーグ機構(MLB)は7月3日、オールスターゲーム(16日・アーリントン)の野手のスタメン出場選手を決めるファン投票の最終結果を発表。ドジャース・大谷翔平選手がナ・リーグの指名打者(DH)部門で63%の得票率でカイル・シュワバー選手(フィリーズ)に大差をつけて4年連続4回目のスタメン出場を決めた。
昨年9月に受けた右肘手術をリハビリのため、今季は打者に専念している大谷はここまで83試合に出場し、打率.320、27本塁打、69得点、長打率・646、OPS1・048の主要5部門でナ・リーグ最多をマーク。打点部門でも1位に4差に迫っており、三冠王の可能性を指摘する声も。
6月は月間MVPこそ、ブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)に譲ったが、リーグトップの12本塁打、同タイの24打点、球団新記録の11試合連続打点を記録した。
球宴の1次投票で大谷は2,777,173票を獲得し、2位シュワバーに120万票余りの差をつけて「フェイズ2」へ進出。最終投票の得票率の途中経過でも61%→65%と着実に差を広げた。
今年の球宴先発メンバーは以下のとおり。
【ナ・リーグ】
DH 大谷翔平(ドジャース)=4年連続4回目
捕手 コントレラス(ブリュワーズ)=2年ぶり2回目
一塁 ハーパー(フィリーズ)=2年ぶり8回目
二塁 マルテ(ダイヤモンドバックス)=5年ぶり2回目
三塁 ボーム(フィリーズ)=初
遊撃 ターナー(フィリーズ)=2年ぶり3回目
外野 イエリッチ(ブリュワーズ)=5年ぶり3回目、プロファー(パドレス)=初、タティス(パドレス)=3年ぶり2回目
【ア・リーグ】
DH アルバレス(アストロズ)=3年連続3回目
捕手 ラッチマン(オリオールズ)=2年連続2回目
一塁 ゲレーロ(ブルージェイズ)=4年連続4回目
二塁 アルトゥーベ(アストロズ)=2年ぶり9回目
三塁 ラミレス(ガーディアンズ)=4年連続6回目
遊撃 ヘンダーソン(オリオールズ)=初
外野 ジャッジ(ヤンキース)=4年連続6回目、ソト(ヤンキース)=2年連続4回目、クワン(ガーディアンズ)=初
※ハーパーとジャッジは1次投票で各リーグの全体最多得票を獲得し、スタメンが決定していた。
MLBの球宴トレカは、TOPPS社「UPDATE SERIES」とオンデマンドカード「TOPPS NOW」でカードになってきた。「TOPPS NOW」は出場選手のカードセットと、ホームランダービーの模様や、試合でのプレーをカードにしてきた。残念ながら、出場を辞退した大谷のホームランダービーのカードは作られないが、球宴前に行われるレッドカーペットショーのカード化には期待がかかる。真美子夫人との初のツーショットカードも登場するかもしれない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。