6月29日、日産スタジアムでの横浜F・マリノスと東京ヴェルディとの試合前に、マリノスOBの木村和司さんとヴェルディOBのラモスさんによるレジェンドトークショーが開かれた。司会には元NHKの山本浩さん。山本さんは1986年メキシコW杯準々決勝のアルゼンチン対イングランド戦で、マラドーナ選手による5人抜きを実況していた事でも知られる、伝説のアナウンサーだ。昔からのファンにとっては何とも嬉しい顔ぶれが揃った。
ラッキーなことにイベント終了後、ラモスさんにサインを貰うことが出来た。
サインを書いてもらったカードは、2018年に発売された日本代表スペシャルエディションに収録されていた「1992 Heroes of Japan」。1992年に広島で開催されたアジアカップで日本が優勝した時のメンバー全員がリスト化されていた。その当時、日本代表の中心選手だったラモスさんに念願のサインをもらえた。
写真にあるようにカズさんと福田正博さんからも「1992 Heroes of Japan」のカードにサインを頂いた事がある。カズさんは横浜FCの練習見学に行った際に、福田さんからはミント主催のカードショーへ赴き、それぞれ直筆サインをゲット。
1992年のアジアカップは、日本にとってその後の躍進につながる大切な大会であったし、翌93年にJリーグの開幕を控え、国内での注目も一気に上がっていた時期だった。日本代表にはエースのカズを筆頭に、アジアの大砲と呼ばれた高木琢也、ディフェンスラインの要であった井原正巳ら最高の選手達が揃っていた。この時の日本代表が好きで、アジアカップを制した瞬間は今でも忘れられない。
新発売のカードを開封にしてお気に入りの選手の直筆サインカードを引き当てた時の嬉しさも格別だが、こうやってレギュラーカードにサインをもらうのも楽しい。
選手から直接貰った直筆サイン入りのカードは、思い出も含め、宝物となっている。
Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。