「ニトリレディスゴルフトーナメント」の最終ラウンドが8月25日、北海道苫小牧市・桂ゴルフ倶楽部で開催され、通算12アンダー、276でまわった桑木志帆(大和ハウス工業)が、3打差に9名が並ぶ大混戦を制して優勝を決めた。6月の「資生堂 レディスオープン」以来、今季&ツアー通算2勝目を挙げ、メルセデス・ランキングも5位に浮上した。
最終日、脇元華(GMOインターネットグループ)と並んで首位タイでスタート。4番、6番でバーディーを獲って好調を保ちながら後半へ折り返し、10番のバーディーで単独首位に立ったが、その後の13番と16番でボギーを叩いて、鶴岡果恋(明治安田)らに並ばれてしまう。しかし、この嫌な流れを変えて桑木が試合を決めたのは17番。約2メートルのパットを決めてバーディーを奪うと、再び単独首位に立ち混戦を抜け出した。そして、最終18番では危なげなくバーディーを決め、4バーディー、2ボギーの70。2位との1打差を守って優勝を手にした。
桑木は公式SNSで「今週も応援ありがとうございました。2勝目を挙げることができました。バックナインは苦しい展開でしたが、自分を信じて最後までプレーすることができました。更なる高みを目指しこれからも謙虚な気持ちで試合に挑みます。まだまだ試合が続くのでこれからも頑張ります」とコメント。優勝後のインタビューでは「JLPGAツアー最終戦のリコーカップまでにランキング3位以内にはいたいし、メジャー大会で優勝して3年シードを取りたいです。その後、米ツアーのQTに挑戦したい」と今後の意気込みを語った。
8月22日から開催された「2024 AIG女子オープン(全英女子)」は出場機会に恵まれたが、体調不良で出場を辞退。そのため、「ニトリレディスゴルフトーナメント」を「絶対に勝ちたかった」と話した桑木。悔しさをバネに、有言実行で今回の優勝をつかみ取っただけに、この1勝の価値はとても大きいものになったことだろう。
今回、桑木の優勝を記念して、エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」からトレカが発売された。初勝利から約2ヶ月という短期間での2回目の優勝。11月の発売が発表された「EPOCH 2024 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS TOP PLAYERS」にもリストアップされた。これでデビューした2022年から3年連続のエポック社のJLPGAカードに収録となった。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。