TOPPS社は8月29日、大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)と長期的な独占契約を締結したことを発表した。
大谷の直筆サインカードや試合使用済みメモラビリアカード、そして大谷選手が活躍する瞬間や功績を記念するカードを米国および日本をはじめとするグローバル市場に向けて、同社が展開する。大谷は、TOPPS社の親会社であるFANATICS社と2021年に独占サイン、コレクターアイテム、メモラビリアに関する契約と結んでいるが、トレーディングカードは契約内容に含まれていなかった。
「TOPPSと独占的にパートナーシップを結べたこと、数多くのユニークなカードを提供し、世界中のファンの皆さんへ提供できることを嬉しく思います」と大谷はコメントを発表した。
大谷選手はこれまで、山本由伸投手、イチロー外野手、松井秀喜外野手ら、の日本人選手とともに、トレーディングカードブランド「TOPPS」においてパートナーシップを結んでいたが、今回の契約により、より緊密な関係が築かれることになる。
FANATICS社で、TOPPS社を傘下におさめFANATICS COLLECTIBLESのトレーディングカード部門プレジデント、デイヴィッド・ライナー氏も「今日という日は、我々のブランドToppsにとって記念すべき日です。翔平選手とパートナーシップを結べたこと、そして彼のフィールド内外での素晴らしいプレーを表現することを非常に嬉しく思っています。この新しい独占契約により、ファナティクス・コレクティブルズは今後も革新的な商品を提供し続けます」とした。
なお、米国メディアのESPNでは、今回の大谷とTOPPS社の契約を報じる記事の中で、ライナー氏にインタビューし、日本におけるトレーディングカード人気に関するコメントを紹介。
「米国と日本は、TOPPS社と、コレクターズアイテムの収集が、急成長を続けている地域である。日本でのトレーディングカードの販売は全体の中でも、大きな部分を占めており、日本のお客様は常にもっと、手にしたいと望んでいる。当社にとって日本における最大のパートナーである『ミント』(英語表記:Mint Collectibles)は、日本全国に28店舗のカードショップを運営するほどで、トレカ収集という趣味は広く、深くなっている。いくつかのコンビニエンスストアでの販売も始まったばかりだが、積極的に販路を展開し、成長していきたい。日本は野球への関心が多大である国であり、熱心なファンがいる。そして、翔平(大谷)にとっての母国である」と、日本が米国と並ぶ「トレカ大国」に成長していることを証明した。
トレカジャーナル編集部