大谷翔平投手(ドジャース)が9月19日の対マーリンズ戦で50盗塁・50本塁打の「50・50」を達成した際に発行された、TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」に 653,737件の申し込みがあった。TOPPS社が発表した。
MLB史上初の大記録達成にくわえ、抽選で5枚限定、1 of 1の直筆サインカードが当たることもあり、大谷の「TOPPS NOW」では過去最高の発注数を更新した。サインカードには「50-50 CLUB 9/19/24」のインスクリプション(添え書き)も書かれた。
今回のカードでは敵地のローンデポパークにもかかわらず球場に起きたカーテンコールに応えるシーンのイメージバリエーションもある。TOPPS社のHPではこれまでの一般的な「TOPPS NOW」の説明文が記載された通常の裏面でなく、本塁打のシーンと盗塁のシーンが掲載されている。
さらに、パリ五輪で男子バスケットボールチームが8月10日にフランスを下して5大会連続17度目の金メダルを獲得した際の、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)、ケビン・デュラント(サンズ)、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)のコラボカードが記録した「TOPPS NOW」史上最高となる588,030件も超えた。
また、「50‐50」を達成した際に、大谷は3本塁打を含む6打数6安打10打点をマークしたが、3本塁打と10打点を1試合で同時に記録したMLB記録を伝える1枚にも68,290枚の申し込みがあった。
大谷自身の「TOPPS NOW」のこれまでの1位は8月23日の対レイズ戦で40盗塁・40本塁打の「40・40」を達成した際に発行された156,658枚だった。今回はその数字の4倍という、とてつもない数字となった。3本塁打10打点のカードも歴代4位にランクインした。
これで、大谷の「TOPPS NOW」の発行枚数ランキングの3位以降は
【3位】ドジャースとの契約合意を伝えた昨年12月9日の1枚は107,541枚。CGを使ったカードながら、初めてのドジャースユニホームのカードということもあり、初の10万枚越えとなった。
【5位】初めてドジャースのユニホームに袖を通した昨年12月15月の入団発表をカードにした61,116枚。
【6位】大谷にとってドジャースでの公式戦デビュー戦となった韓国での3月20日のMLB開幕戦の44,476枚。
【7位】昨年3月のWBCでの米国との決勝でのマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)を空振り三振に打ち取った対決カードの42,273枚。
【8位】昨年11月16日の、2度目のMVP決定の際の愛犬デコピンとのツーショットカードの37,585枚。
【9位】4月21日の対メッツ戦で日本人選手最多記録を更新する通算176号をマークした際の34,423枚。
【10位】昨年7月27日のタイガースとのダブルヘッダーで、第1試合で投手として完封、第2試合でDHとして2本塁打を記録した際の33,887枚。
と見られる。
参考記録として、山本由伸投手が昨年12月27日に入団会見を開いた際に、大谷の入団会見の写真とコラボした「TOPPS NOW」は47,999枚だった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。