ダルビッシュ有投手(サンディエゴ・パドレス)が9月27日、敵地でアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発し、6回途中まで3安打3失点に抑え、7勝目をマークした。日米通算203勝となり、黒田博樹さんが持つ歴代1位の記録に並んだ。
ここまで6勝3敗のダルビッシュはレギュラーシーズン最後の先発マウンド。4点リードで迎えた初回に先頭打者アーチを許すなど2失点。それでも2回は変化球を低めに集めて3つのアウトをすべて三振で奪った。3回以降も11種類と言われる球種を、緩急と制球力を駆使。5-2で迎えた6回、1死から死球を与え、投球数80で交代した。
リリーフが打たれて残した走者が生還し6回1/3で3失点となったが、チームはそのまま、リードを守り白星をあげ、ワイルドカード1位が確定。ダルビッシュは勝利投手になった。
これでMLB通算110勝となり、NPB日本ハム(北海道日本ハム)ファイターズ時代の93勝と合わせて日米通算203勝。広島東洋カープ、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・ヤンキースで活躍した黒田さんの歴代1位の記録に並んだ。
「うれしいです。でも、野茂さん(英雄=日米通算201勝)の時と同様、やっぱり数字は同じでも、投手としても人間としてもまだ追いつけないので、数字で追いつけたのはうれしいですけど、まだまだ成長していきたいと思います」とダルビッシュは話した。
ワイルドカード1位については「自分たちにとっても、ファンの方にとっても、ホームでできるというのは凄く大きいことなので。ホントにうれしいです。自分もいろいろありましたけど。ケガしたりとか、すごく良いピッチングしていたりとか、200勝あったりとか。でも結果的に見て、チームがこうやってプレーオフに行けたってことがすごくよかったと思います」と喜んだ。
残念ながら、TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では、通算203勝のカードは作られなかったが、すでに、来季への意欲を見せているダルビッシュには開幕早々に通算204勝の達成、そして、新記録のカードの期待がかかる。
ダルビッシュといえば、七色の変化球だがMINT池袋店ではMINTモールに、最新カード「2024 TOPPS CHROME」の色違いのパラレルカードを出品。リフラクターをはじめ、グリーン(99枚)、ブルー(125枚)、パープル(250枚)がそろうとなかなか、壮観なラインナップである。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。