MLBシカゴ・カブスの今永昇太投手が9月22日、本拠地のリグレーフィールドでのナショナルズ戦に先発登板し、7回を6安打無失点に抑え、15勝目をあげた。
雨のためにおよそ2時間20分、遅れて試合が始まったが、今永は初回、テンポよく2死を取った後、エペスから低めに伸びる直球で空振り三振を奪った。
カブスはトークマン外野手の先頭打者弾、鈴木誠也外野手の右中間への適時打で初回に2点を援護。4回にはブッシュのソロ、アマヤの2ランで3点を追加するなど、5-0とリードを広げた。
今永は4回に、先頭のウッドに右翼へ二塁打を打たれて初めて得点圏に走者を背負ったが、ここから低めの変化球で2者連続の三塁ゴロ、5番のルイーズは内角低めの直球で見逃しの三振を奪い、クリーンナップを封じて無失点でピンチを切り抜けた。
94球で7回を投げ終えて先発投手の役目を果たし、防御率は3点台を切って2.91とした。
試合はそのまま、カブスが5-0で勝ち、今永は登板6連勝で15勝目。MLB1年目の日本人投手で、2012年のダルビッシュ有投手(テキサス・レンジャーズ)と2016年の前田健太投手(ロサンゼルス・ドジャース)がマークした16勝の最多記録にあと1とした。
「(2時間20分遅れの試合開始に)軽く仮眠を取ったり、食事のタイミングを逆算していた。きょうはカフェインをとって、2、30分寝たがそれが一番ベストな仮眠方法なので。起きれば覚醒できる2回目の相手なので前回対応されたところをデータを生かして抑えたいと思っていた。ゼロを並べられたし、ピンチの場面でも冷静に投げられたのでよかったんじゃないかと思う」と今永は話した。
今回の勝利もTOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」がカード化した。今永の「TOPPS NOW」は昨年の入団会見で初登場。今年はスプリングトレーニング(春季キャンプ)から、サインカード、レリックカードも含め、17枚目となった。企画カードの「Throwback Thursday」「Living Set」を含めれば、20枚目になる。昨年のWBC、入団会見での「TOPPS NOW」を含めれば、通算24枚目となった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。